過去問逆引きパス — 間違えた問題からテーマを特定する¶
過去問を解いて間違えた問題を、対応テーマに紐付けて集中学習するためのパス。 「どこを直せばいいか」を素早く特定し、無駄なく弱点を潰す。
このパスの使い方¶
- 過去問または模擬試験を解く
- 間違えた問題の「問題のキーワード・内容」を確認する
- 下の対応表から「参照すべきテーマ」を特定する
- そのテーマの詳細ページで該当箇所を復習する
- 同じタイプの問題をもう1問解いて定着確認
e-logとの連携
間違えた問題は .secretary/denken-study/e-log.md に記録しておく。
「誤答記録」コマンドで L1(知識エラー)/ L2(認知バグ)に分類することで、
「知識が足りない」のか「理解しているのに計算ミスした」のかを区別できる。
問題タイプ → テーマ対応表¶
| 問題のキーワード / 内容 | 参照すべきテーマ |
|---|---|
| オームの法則、キルヒホッフ、テブナン、重ね合わせ | 直流回路 |
| ブリッジ回路、平衡条件、ホイートストン | ブリッジ回路 |
| 実効値、フェーザー、位相、角周波数 | 交流回路基礎 |
| インピーダンス、共振、Q値、半値幅 | RLC回路 |
| 有効電力、無効電力、力率、皮相電力 | 交流電力 |
| Y結線、Δ結線、三相電力、線間電圧 | 三相交流 |
| 時定数、RC回路、RL回路、充放電 | 過渡現象 |
| クーロン力、電界、電位、電束密度 | 静電気 |
| 静電容量、誘電体、コンデンサエネルギー | コンデンサ |
| フレミング、電磁誘導、ファラデー、ローレンツ力 | 電磁力 |
| 磁気回路、透磁率、起磁力、磁気抵抗 | 磁気回路 |
| 自己インダクタンス、相互インダクタンス、結合係数 | インダクタンス |
| PN接合、ダイオード、整流作用 | 半導体 |
| トランジスタ、hFE、増幅回路、バイアス | トランジスタ |
| オペアンプ、反転増幅、非反転増幅、イマジナリショート | オペアンプ |
| 可動コイル、可動鉄片、倍率器、分流器、計器記号 | 計器の原理 |
出題頻度ランキング¶
電験3種 理論の過去問傾向(直近10年)に基づく目安。 高頻度テーマを優先的に学習することで得点効率が上がる。
| 順位 | テーマ | 頻度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | 三相交流 | ★★★★★ | 毎年必出。計算量多い |
| 2 | RLC回路 | ★★★★★ | 共振・インピーダンスは毎年出る |
| 3 | 直流回路 | ★★★★☆ | 基礎だが応用問題も多い |
| 4 | 交流電力 | ★★★★☆ | 力率改善は頻出 |
| 5 | 過渡現象 | ★★★★☆ | 時定数の問題は計算パターンが固定 |
| 6 | 交流回路基礎 | ★★★☆☆ | フェーザー図の問題が多い |
| 7 | トランジスタ | ★★★☆☆ | 増幅回路の計算が出る |
| 8 | 静電気 | ★★★☆☆ | 電界・電位の計算 |
| 9 | コンデンサ | ★★★☆☆ | 直列・並列の合成問題 |
| 10 | オペアンプ | ★★★☆☆ | 利得計算は公式適用のみ |
| 11 | 磁気回路 | ★★☆☆☆ | 電気回路の対応で解く |
| 12 | インダクタンス | ★★☆☆☆ | 相互インダクタンスが出ることも |
| 13 | ブリッジ回路 | ★★☆☆☆ | 平衡条件は必須 |
| 14 | 電磁力 | ★★☆☆☆ | フレミング+ファラデーで対応 |
| 15 | 計器の原理 | ★★☆☆☆ | 種類と特徴を覚えれば得点しやすい |
| 16 | 半導体 | ★★☆☆☆ | 概念問題が中心 |
試験まで1ヶ月の場合の絞り込み戦略¶
時間が限られている場合は、出題頻度×自分の正答率で優先順位をつける。
ステップ1: 現状の正答率を把握する¶
最近解いた過去問で、テーマ別の正答率を出す(大まかで良い)。
ステップ2: 優先マトリクスで分類する¶
| 正答率が高い(60%以上) | 正答率が低い(60%未満) | |
|---|---|---|
| 出題頻度が高い | 維持(軽くおさらい) | 最優先で強化 |
| 出題頻度が低い | 放置でOK | 捨て科目候補 |
ステップ3: 最優先テーマだけ確認する¶
「最優先で強化」に入ったテーマのみ、詳細ページと過去問を集中的にこなす。
捨て科目の基準
残り期間が1ヶ月以内で、正答率が低く出題頻度も低いテーマは「捨てる」判断もあり得る。 ただし、捨てるのは「確実に得点できるテーマが6割以上カバーできている」場合に限る。
最優先テーマ(試験1ヶ月前に確保すべき5テーマ)¶
よくある「間違えのパターン」別チェックリスト¶
計算は合っているのに答えが違う¶
- [ ] 単位換算を間違えていないか(kΩ → Ω, μF → F)
- [ ] 実効値と最大値を取り違えていないか
- [ ] √3 を掛け忘れ・割り忘れていないか(三相)
- [ ] 逆数に戻し忘れていないか(並列合成・直列コンデンサ)
公式は知っているのに適用できない¶
- [ ] 問題の回路図を正しく読めているか(Y/Δの区別)
- [ ] どの値が「相量」でどの値が「線量」か確認したか
- [ ] フェーザー図を描いて位相関係を確認したか
そもそも解き方が分からない¶
→ 対応テーマの詳細ページで「典型問題パターン」を確認する