コンテンツにスキップ

過去問逆引きパス — 間違えた問題からテーマを特定する

過去問を解いて間違えた問題を、対応テーマに紐付けて集中学習するためのパス。 「どこを直せばいいか」を素早く特定し、無駄なく弱点を潰す。


このパスの使い方

  1. 過去問または模擬試験を解く
  2. 間違えた問題の「問題のキーワード・内容」を確認する
  3. 下の対応表から「参照すべきテーマ」を特定する
  4. そのテーマの詳細ページで該当箇所を復習する
  5. 同じタイプの問題をもう1問解いて定着確認

e-logとの連携

間違えた問題は .secretary/denken-study/e-log.md に記録しておく。 「誤答記録」コマンドで L1(知識エラー)/ L2(認知バグ)に分類することで、 「知識が足りない」のか「理解しているのに計算ミスした」のかを区別できる。


問題タイプ → テーマ対応表

問題のキーワード / 内容 参照すべきテーマ
オームの法則、キルヒホッフ、テブナン、重ね合わせ 直流回路
ブリッジ回路、平衡条件、ホイートストン ブリッジ回路
実効値、フェーザー、位相、角周波数 交流回路基礎
インピーダンス、共振、Q値、半値幅 RLC回路
有効電力、無効電力、力率、皮相電力 交流電力
Y結線Δ結線、三相電力、線間電圧 三相交流
時定数、RC回路、RL回路、充放電 過渡現象
クーロン力、電界、電位、電束密度 静電気
静電容量、誘電体、コンデンサエネルギー コンデンサ
フレミング、電磁誘導、ファラデー、ローレンツ力 電磁力
磁気回路、透磁率、起磁力、磁気抵抗 磁気回路
自己インダクタンス、相互インダクタンス、結合係数 インダクタンス
PN接合、ダイオード、整流作用 半導体
トランジスタ、hFE、増幅回路、バイアス トランジスタ
オペアンプ、反転増幅、非反転増幅、イマジナリショート オペアンプ
可動コイル、可動鉄片、倍率器、分流器、計器記号 計器の原理

出題頻度ランキング

電験3種 理論の過去問傾向(直近10年)に基づく目安。 高頻度テーマを優先的に学習することで得点効率が上がる。

順位 テーマ 頻度 特徴
1 三相交流 ★★★★★ 毎年必出。計算量多い
2 RLC回路 ★★★★★ 共振・インピーダンスは毎年出る
3 直流回路 ★★★★☆ 基礎だが応用問題も多い
4 交流電力 ★★★★☆ 力率改善は頻出
5 過渡現象 ★★★★☆ 時定数の問題は計算パターンが固定
6 交流回路基礎 ★★★☆☆ フェーザー図の問題が多い
7 トランジスタ ★★★☆☆ 増幅回路の計算が出る
8 静電気 ★★★☆☆ 電界・電位の計算
9 コンデンサ ★★★☆☆ 直列・並列の合成問題
10 オペアンプ ★★★☆☆ 利得計算は公式適用のみ
11 磁気回路 ★★☆☆☆ 電気回路の対応で解く
12 インダクタンス ★★☆☆☆ 相互インダクタンスが出ることも
13 ブリッジ回路 ★★☆☆☆ 平衡条件は必須
14 電磁力 ★★☆☆☆ フレミング+ファラデーで対応
15 計器の原理 ★★☆☆☆ 種類と特徴を覚えれば得点しやすい
16 半導体 ★★☆☆☆ 概念問題が中心

試験まで1ヶ月の場合の絞り込み戦略

時間が限られている場合は、出題頻度×自分の正答率で優先順位をつける。

ステップ1: 現状の正答率を把握する

最近解いた過去問で、テーマ別の正答率を出す(大まかで良い)。

ステップ2: 優先マトリクスで分類する

正答率が高い(60%以上) 正答率が低い(60%未満)
出題頻度が高い 維持(軽くおさらい) 最優先で強化
出題頻度が低い 放置でOK 捨て科目候補

ステップ3: 最優先テーマだけ確認する

「最優先で強化」に入ったテーマのみ、詳細ページと過去問を集中的にこなす。

捨て科目の基準

残り期間が1ヶ月以内で、正答率が低く出題頻度も低いテーマは「捨てる」判断もあり得る。 ただし、捨てるのは「確実に得点できるテーマが6割以上カバーできている」場合に限る。

最優先テーマ(試験1ヶ月前に確保すべき5テーマ)

  1. 三相交流 — 毎年出る・配点高い
  2. RLC回路 — 共振問題は計算パターンが固定
  3. 直流回路 — 基礎固め直し
  4. 交流電力 — 力率改善は公式適用で得点できる
  5. 過渡現象 — 時定数さえ覚えれば計算は速い

よくある「間違えのパターン」別チェックリスト

計算は合っているのに答えが違う

  • [ ] 単位換算を間違えていないか(kΩ → Ω, μF → F)
  • [ ] 実効値と最大値を取り違えていないか
  • [ ] √3 を掛け忘れ・割り忘れていないか(三相)
  • [ ] 逆数に戻し忘れていないか(並列合成・直列コンデンサ)

公式は知っているのに適用できない

  • [ ] 問題の回路図を正しく読めているか(Y/Δの区別)
  • [ ] どの値が「相量」でどの値が「線量」か確認したか
  • [ ] フェーザー図を描いて位相関係を確認したか

そもそも解き方が分からない

→ 対応テーマの詳細ページで「典型問題パターン」を確認する