直前確認パス — 試験前日・当日の最終確認¶
試験前日〜当日朝に「5秒で思い出す」だけ確認するためのページ。 新しいことを学ぶ場所ではない。知っていることを「頭から取り出しやすい状態」にするために使う。
このページの使い方
前日に全部読んでも逆効果。自分が不安なテーマだけピンポイントで確認すること。 「あ、そうだった」と思えればOK。「全然わからない」なら今更やっても間に合わない。
テーマ別「5秒で思い出す」一覧¶
全16テーマのキャッチフレーズを1ページに集約。
電気回路¶
直流回路
V = IR、KCL(電流の和=0)、KVL(電圧の和=0)、テブナン(1つの電源+1つの抵抗に等価変換)
交流回路基礎
V = Vm/√2(実効値)、ELIのICE(コイルは電圧が進む、コンデンサは電流が進む)
RLC回路
Z = √(R² + (XL - XC)²)、共振条件 = XL = XC(そのとき Z = R が最小)
交流電力
P = VIcosφ(有効電力)、Q = VIsinφ(無効電力)、S² = P² + Q²(皮相電力)
三相交流
Y結線: 線間電圧 = √3 × 相電圧、線電流 = 相電流 Δ結線: 線間電圧 = 相電圧、線電流 = √3 × 相電流
過渡現象
τ = RC または τ = L/R(時定数)、時定数の時間で63%まで変化する
ブリッジ回路
平衡条件: R1R4 = R2R3(対角の積が等しい)、平衡時は中間抵抗に電流が流れない
電磁気¶
静電気
F = Q1Q2/(4πε₀r²)(クーロンの法則)、平行平板: E = V/d、C = ε₀εrS/d
コンデンサ
C = ε₀εrS/d、直列は逆数の和の逆数(抵抗の並列と同じ計算)、並列は足し算 エネルギー W = CV²/2 = Q²/(2C)
電磁力
F = BIL(電磁力)、e = BLv(誘導起電力)、左手 = 力(モータ)、右手 = 起電力(発電)
磁気回路
φ = NI/Rm(磁束 = 起磁力/磁気抵抗)、電気回路との対応(φ↔I、NI↔V、Rm↔R)
インダクタンス
e = -L × dI/dt(自己誘導起電力)、W = LI²/2(コイルのエネルギー) 相互インダクタンス M = k√(L1L2)(k: 結合係数)
電子理論・電気計測¶
半導体
N型 = 電子が多数キャリア(ドナー添加)、P型 = 正孔が多数キャリア(アクセプタ添加) PN接合の順方向 = 電流が流れる、逆方向 = 電流がほぼ流れない
トランジスタ
IC = hFE × IB(コレクタ電流 = 電流増幅率 × ベース電流)、IE = IB + IC
オペアンプ
反転増幅: Av = -Rf/Ri(マイナスは位相反転) 非反転増幅: Av = 1 + Rf/Ri(常に1以上)
計器の原理
可動コイル形 = 直流専用(永久磁石で動く) 可動鉄片形 = 交直両用(実効値を指示) 倍率器 = 電圧計の直列抵抗、分流器 = 電流計の並列抵抗
よくある計算ミス チェックリスト¶
試験直前に確認する10項目。本番中も迷ったらここに戻る。
単位・数値系¶
- [ ] 単位を確認する — kΩをΩに、μFをFに変換したか
- [ ] √3 を忘れない — 三相回路で √3 の掛け忘れ・割り忘れに注意
- [ ] 実効値か最大値か — 問題文で「最大値 Vm」「実効値 V」を必ず確認
- [ ] 逆数に戻す — 並列抵抗・直列コンデンサの合成で逆数計算を最後に戻したか
回路読み取り系¶
- [ ] Y/Δ を正しく読む — 回路図でY結線かΔ結線か、問題文を再確認
- [ ] 相量か線量か — 与えられた電圧・電流が相量か線量かを確認してから代入
- [ ] 電流の向きを決める — キルヒホッフで電流の向きを仮定してから計算
- [ ] 位相のプラスマイナス — 進みと遅れを逆にしていないか
計算プロセス系¶
- [ ] フェーザー図を描く — 複素数計算で混乱したら図に戻る
- [ ] 答えの妥当性を確認 — 電圧が電源より大きい、電力がマイナスなどの異常値に気づく
試験当日のタイムライン¶
| タイミング | やること |
|---|---|
| 試験前日の夜 | このページの「5秒で思い出す」を不安なテーマだけ確認。新しいことは一切やらない |
| 当日の朝(家) | 「よくある計算ミス チェックリスト」を一読 |
| 試験会場(開始前) | 三相交流の √3 の使い分けだけ頭の中で確認 |
| 試験中(問題を読んだ直後) | キーワードを見て「どのテーマか」を過去問逆引きパスの対応表と照合 |
| 試験中(計算後) | 答えを出したら「答えの妥当性を確認」で異常値チェック |
当日の心構え
理論は計算量が多い。時間配分を意識して「解けない問題に粘りすぎない」こと。 得点しやすいテーマを先に片付けてから、難しい問題に戻る。