再出題ランキング(法規)¶
R04以降、電験三種法規の約80%が過去問の再出題。 このページは「出やすい問題」を優先的に対策するための攻略地図。
なぜ再出題が重要か¶
令和4年(2022年)から電験三種は年2回試験となり、出題数が増えた。これに伴い、出題元となる過去問のプールから同じ論点が繰り返し出題されるケースが急増している。R04〜R05の4回分(上期・下期)を分析すると、既出論点の再出題率は約80%に達する。つまり、過去に1度でも出た問題を確実に押さえることが、法規合格への最短経路となる。
再出題頻度 TOP30¶
H23〜R07下(247問)に基づく集計。R06・R07追加で事故報告・電気使用制限・接地・低圧絶縁の順位が大きく上昇。
| 順位 | 論点 | 出題回数 | 主な条文 | 関連テーマ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 接地工事(A種・B種・C種・D種の種類と施工) | 14回 | 解釈§17, §24 | 接地工事 |
| 1 | 分散型電源の系統連系(用語定義・施設要件・保護装置) | 14回 | 解釈§220〜§232 | 分散型電源・系統連系 |
| 3 | 絶縁耐力試験(高圧ケーブル・変圧器) | 9回 | 解釈§15, §16 | 絶縁性能・耐圧試験 |
| 3 | 低圧電路の絶縁性能(絶縁抵抗・測定) | 9回 | 省令§58, 解釈§14 | 絶縁性能・耐圧試験 |
| 5 | 自家用電気工作物・主任技術者(選任・職務) | 8回 | 事業法§38, §43 | 電気主任技術者の職務 |
| 5 | 保安原則(電技省令の総則) | 8回 | 省令§1〜§4 | 電気事業法の体系 |
| 7 | 事故報告(電気関係報告規則§3) | 7回 | 報告規則§3 | 電気事業法の体系 |
| 7 | 電気使用制限等・需給調整 | 7回 | 事業法§34 | 電気事業法の体系 |
| 9 | 保安規程(記載事項・届出) | 6回 | 事業法§42 | 電気事業法の体系 |
| 9 | 風圧荷重(計算・甲種・乙種) | 6回 | 解釈§58 | 支持物・架空電線路の強度 |
| 9 | 高圧の機械器具の施設(さく・へい・立入禁止) | 6回 | 解釈§21, §29, §38 | 発変電所の施設 |
| 9 | 用語の定義(解釈§1の各定義) | 6回 | 解釈§1 | 用語の定義 |
| 9 | B種接地工事の抵抗値(計算) | 6回 | 解釈§17, §18 | 接地工事 |
| 9 | 力率改善(コンデンサ設備) | 6回 | − | 電気施設管理 |
| 15 | 屋内電路の対地電圧制限(住宅・住宅以外) | 5回 | 解釈§143 | 電気使用場所の施設 |
| 15 | 電磁誘導作用による人の健康影響防止 | 5回 | 省令§27の2 | 架空電線路 |
| 15 | 地中電線路の施設・危険防止 | 5回 | 省令§26, 解釈§120〜§125 | 地中電線路 |
| 15 | 特殊場所の施設(可燃・爆発性雰囲気) | 5回 | 解釈§175〜§180 | 特殊場所の施設 |
| 19 | 避雷器の施設(高圧・特別高圧) | 4回 | 解釈§37 | 保護装置(過電流・地絡) |
| 19 | 支持物の足場金具・昇塔防止 | 4回 | 解釈§53 | 支持物・架空電線路の強度 |
| 19 | 需要率・不等率・負荷率(計算) | 4回 | − | 電気施設管理 |
| 19 | 電気工事業法(業務適正化) | 4回 | 電気工事業法 | 電気事業法の体系 |
| 19 | 常時監視をしない発電所の施設 | 4回 | 解釈§47, §48 | 発変電所の施設 |
| 19 | 変流器(計器用変成器)の原理・取扱い | 4回 | − | 電気施設管理 |
| 25 | 高圧保安工事(高圧架空電線) | 3回 | 解釈§82 | 架空電線路 |
| 25 | 低圧幹線の施設(過電流保護) | 3回 | 解釈§148 | 配線工事・屋内配線 |
| 25 | 電気使用場所での配線の使用電線 | 3回 | 省令§57 | 電線・ケーブルの選定 |
| 25 | 電気さくの施設 | 3回 | 解釈§192 | 特殊場所の施設 |
| 25 | ライティングダクト工事での屋内配線 | 3回 | 解釈§166 | 配線工事・屋内配線 |
| 25 | 太陽電池モジュールの絶縁性能 | 3回 | 解釈§200 | 絶縁性能・耐圧試験 |
分類別 再出題分析¶
電気事業法(§38, §42, §43 が三大頻出)¶
電気事業法関連は「主任技術者(§43)」「保安規程(§42)」「自家用電気工作物の定義(§38)」の3本柱が最多出題。いずれも穴埋め形式で同じ条文の別の空欄を問うパターンが繰り返される。電気使用制限(§34)も需給ひっ迫問題の文脈で出題頻度が上がっている。
電気設備技術基準(電技省令・電技解釈)¶
絶対に外せないのが「分散型電源・系統連系(解釈§220系)」と「接地工事(解釈§17)」。この2テーマだけで全問の20%近くを占める。加えて「絶縁耐力試験(解釈§15)」「低圧電路の絶縁(省令§58)」「用語の定義(解釈§1)」が続く。電技解釈の条文番号と数値は必ず暗記すること。
電気施設管理¶
計算問題が中心。「需要率・不等率・負荷率」「B種接地の抵抗値計算」「力率改善」が繰り返し出る。計算手順(公式の当てはめ)をパターン化して覚えるのが有効。
受験戦略への応用¶
- TOP10を優先対策: 上位10論点だけで全13問中6〜8問をカバーできる。まずここを完璧にする。
- R04以降の4回分を全問解く: 再出題率80%の実態を体感することで「出やすい問題」の感覚が掴める。
- 条文番号と数値をセットで暗記: 穴埋め問題は条文の「数値・語句」が問われるため、§番号と紐付けて記憶する。
- ランク外の問題に時間をかけすぎない: 出題回数1〜2回の論点は深追いせず、高頻度論点の反復に時間を割く。
- R04上期から解く: R04以降は再出題パターンが確立されているため、直近4回分から解き始めると効率的。
最終更新: 2026-04-03(H23〜R07下全247問のデータに基づく集計)