✅ 最終確認: 2026-04-04
⚡ 電気担当
予備品管理
30秒まとめ
予備品選定は「調達リードタイム × 故障頻度 × 設備重要度」で決定する。廃番部品は廃番前の先行確保が必要。保管は防湿・温度・静電気対策を徹底する。使用後の即補充ルールを守らないと緊急時に在庫ゼロになる。
予備品選定の基準
| 選定軸 |
内容 |
| 調達リードタイム |
調達に 1 ヶ月以上かかる部品は必ず在庫 |
| 故障頻度 |
過去の MTBF を参考に 1 年以内に交換の可能性がある部品 |
| 設備重要度 |
A ランク設備の専用部品は最優先で在庫確保 |
| 廃番リスク |
廃番・入手困難になりそうな部品は先行確保 |
| 代替品の有無 |
容易に代替できない場合は在庫を多めに持つ |
在庫数量の目安
推奨在庫数 = 年間消費見込み数量 × 調達リードタイム[年] × 安全係数(1.5〜2.0)
推奨予備品リスト
伝送器・計装機器
| 機器 |
推奨在庫数 |
理由 |
| 圧力伝送器(主要型番) |
2〜3 台 |
リードタイム 2〜4 週間 |
| 差圧伝送器(流量計用) |
1〜2 台 |
重要度高・高価 |
| 温度伝送器 |
2〜3 台 |
— |
| 熱電対・測温抵抗体 |
各 3〜5 本 |
消耗品・劣化しやすい |
| ループキャリブレーター用電池 |
多めに確保 |
— |
制御弁・電磁弁
| 機器 |
推奨在庫数 |
理由 |
| ポジショナー(主要型番) |
1〜2 台 |
修理に時間がかかる |
| 制御弁パッキンセット |
全口径を 1 セット |
T/A での定期交換用 |
| 電磁弁(主要型番) |
2〜5 個 |
消耗品・安価 |
| アクチュエーター O リングセット |
各型番 2 セット |
T/A 時の一括交換 |
継電器・開閉器
| 機器 |
推奨在庫数 |
理由 |
| 電磁接触器(主要サイズ) |
各 1〜2 台 |
修理不可・丸ごと交換 |
| MCCB(主要定格) |
各 1 個 |
動作確認後は使い切り |
| 補助リレー(標準型番) |
5〜10 個 |
低価格・高頻度使用 |
| サーマルリレー(主要電流域) |
各 1 個 |
整定変更に注意 |
PLC モジュール
| 機器 |
推奨在庫数 |
理由 |
| CPU モジュール |
1 台 |
壊れると復旧が困難 |
| DI/DO モジュール(主要型番) |
各 1 枚 |
モジュール交換が基本 |
| AI/AO モジュール |
各 1 枚 |
調達に時間がかかる |
| PLC バッテリー |
常時 2〜3 個在庫 |
定期交換必要 |
| 電源モジュール |
1 台 |
電源故障は全停止につながる |
保管条件
| 条件 |
内容 |
| 防湿 |
湿度 60% 以下の倉庫に保管。吸湿剤を適宜配置 |
| 温度 |
5〜30℃ の範囲(極端な温度変化は基板・電解液に悪影響) |
| 静電気対策 |
電子基板・半導体部品は静電気防止袋(ESD バッグ)に封入 |
| 直射日光防止 |
樹脂部品・ゴム部品の劣化防止 |
| 保管期限管理 |
O リング・バッテリー・電解コンデンサは保存期限をラベルで管理 |
保管場所の整理整頓
予備品庫は機器種別・設備 TAG 別に整理し、取り出しやすいレイアウトにする。緊急時に探す時間は惜しい。
在庫管理ルール
| ルール |
内容 |
| 使用後の即補充 |
在庫から使用したら翌日中に補充発注する |
| 最低在庫数の設定 |
各品目に最低在庫数を設定し、下回ったら自動発注 |
| 定期棚卸し |
年 1 回以上の現物確認(帳簿と実数の照合) |
| 廃番品のモニタリング |
年 1 回メーカーに継続販売確認 |
| 長期保管品の定期確認 |
3 年以上在庫の部品は劣化確認・使用可否判断 |
在庫管理システムへの登録項目
- 品目コード・型番・メーカー
- 保管場所(棚番号)
- 最低在庫数・現在在庫数
- 単価・調達先・リードタイム
- 使用設備 TAG 番号
- 最終入庫日・最終出庫日