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✅ 最終確認: 2026-04-04

生成AIの基本(初心者向け)

生成AIって何をしているのか

「人工知能」と聞くと難しく聞こえるが、やっていることは意外とシンプルに説明できる。

直感的な説明:「次の言葉を予測し続けるエンジン」

スマホの文字入力で「今日の天気は」と打つと「晴れです」「良いですね」といった候補が出てくる。あのイメージを、何千億もの文章データで学習させて、人間が書いたような文章を生成できるレベルまで高精度にしたものが生成AI。

人間のような「思考」や「理解」をしているわけではない。大量のテキストのパターンを学習した結果、文脈に合った言葉をつなぎ合わせる確率が極めて高いだけ。それでも実用上は「答えてくれる」体験になる。


主なツールの比較

ツール 提供元 使える場面 特徴
ChatGPT OpenAI(米国) ブラウザ・スマホアプリ 最も普及。日本語対応。無料版(GPT-4o mini)あり
Claude Anthropic(米国) ブラウザ(claude.ai)・API 長文・文書作成が得意。指示への忠実度が高い
M365 Copilot Microsoft Teams・Outlook・Excel・Word 社内ツールと連携。会社契約で使用可能
Copilot(Bing) Microsoft Microsoft Edgeブラウザ 無料。Web検索と連携して最新情報も参照できる
Gemini Google ブラウザ・Googleアプリ Google検索・Gmailと連携

できること

できること 具体例
文章の作成・改善 メール・報告書・仕様書のドラフトを作る
要約 長い資料を短くまとめる
翻訳 英語の仕様書を日本語に翻訳する
説明・教育 「インバータの仕組みを教えて」と聞く
アイデア出し 省エネ対策の候補を10個列挙させる
Q&A 技術的な疑問に一次回答を求める
文体の調整 カジュアルな文章を丁寧なビジネス文体に直す
コード作成 ExcelのマクロやPythonスクリプトを書いてもらう

できないこと・苦手なこと

過信は禁物

できないこと 理由
最新情報の取得(原則) 学習データのカットオフ日以降の情報は持っていない(Bing Copilotは検索連携あり)
正確な数値計算 四則演算は正しくできるが、複雑な計算は誤りが出ることがある
社内の非公開情報への回答 学習していないので当然わからない
最終判断の代行 設備の可動・停止の判断はエンジニアが行う
感情・主観を持つこと AIは「理解」ではなくパターンマッチで回答している

ハルシネーション(幻覚)とは

生成AIの最大のリスクの一つ。

定義:AIが事実ではないことを、自信満々に述べる現象

例: - 存在しない規格番号を「IEC 12345-1です」と回答する - 実在しない人物の発言を「〇〇氏はこう述べています」と答える - 計算を間違えたまま詳しそうな説明を展開する

なぜ起きるか:AIは「正しい情報を答える」のではなく「文脈に合いそうな言葉をつなぐ」ため。自分が知らないことでも、それっぽい回答を生成してしまう。

技術情報は必ず一次情報で確認

規格値・法定値・設計パラメータを生成AIから得た場合は、必ずメーカー資料・規格書・法令本文で確認すること。 「AIが言った」は根拠にならない。


使い始めに必要なもの

ChatGPTの場合

  1. chat.openai.com にアクセス
  2. 「Sign up」からアカウント作成(メールアドレスまたはGoogleアカウント)
  3. 無料プランで GPT-4o mini が使える
  4. 有料プラン(ChatGPT Plus, 月額20ドル)でGPT-4oが使用可能

M365 Copilotの場合

  • 会社のMicrosoft 365ライセンスにCopilotが含まれていれば追加費用なし
  • TeamsやOutlookを開くと「Copilot」ボタンが表示される
  • ライセンス確認はIT管理者に問い合わせる

claude.aiの場合

  1. claude.ai にアクセス
  2. Googleアカウントまたはメールアドレスで登録
  3. 無料プランで基本的な利用が可能

参考