M365 Copilot活用¶
M365 Copilotとは¶
Microsoft 365(Teams・Outlook・Excel・Word・PowerPoint)に組み込まれたAIアシスタント。
最大の特徴:社内データと連携できる
ChatGPTなどのサービスと異なり、M365 Copilotは社内のメール・会議・ドキュメントにアクセスして回答できる。情報は社外に送信されないため、社内情報を安心して扱える(詳細は情報セキュリティ参照)。
Teams での活用¶
会議の自動要約・議事録生成¶
会議中にCopilotを有効にすると、会議終了後に議事録を自動生成できる。
使い方: 1. Teamsの会議画面で「Copilot」ボタンをクリックして開始 2. 会議中にCopilotが発言内容をリアルタイムで記録 3. 会議終了後「まとめを表示」で議事録・アクションアイテムを確認
電気計装業務での活用例:
| 場面 | Copilotへの依頼例 |
|---|---|
| 製造課との設備打ち合わせ | 「今日の会議の決定事項とアクションアイテムを一覧にして」 |
| 設備投資の検討会議 | 「会議で出た懸念点を整理して」 |
| 他工場との情報共有会議 | 「主要な議論ポイントを3行で要約して」 |
チャット・チャンネルの要約¶
長い過去のやり取りを要約させることで、途中参加でもキャッチアップできる。
Copilotへの指示例:
「先週のこのチャンネルでの議論を3行で要約して」
「〇〇プロジェクトのチャンネルで未解決の問題点を一覧にして」
Outlook での活用¶
メール返信のドラフト生成¶
受信メールを開いた状態で「Copilotで下書き」を選択すると、返信内容をAIが提案する。
電気計装業務での活用例:
【状況】メーカーからの技術問い合わせメールへの返答を依頼
Copilotへの指示:
「以下の内容で返信メールを作成して。
・〇〇の納期については確認中で来週回答する
・仕様については添付の資料を確認してほしい
・丁寧なビジネス文体で」
メールスレッドの要約¶
長い返信チェーンを開いて「このスレッドの要約を作成」を選択すると、 経緯と現在の状況を数行でまとめてくれる。
Word での活用¶
文書作成補助(ドラフト生成)¶
Word内でCopilotを起動し、文書の骨子を伝えると初稿を生成する。
電気計装業務での活用例:
| 文書種類 | Copilotへの指示例 |
|---|---|
| 設備投資稟議書 | 「〇〇ポンプの変速機更新について、投資額○万円・省エネ効果・信頼性向上を根拠に稟議書を作成して。A4 2枚程度」 |
| 作業手順書 | 「インバータ盤の定期点検手順書を作成して。準備・手順・確認項目・注意事項の構成で」 |
| 障害報告書 | 「〇月〇日に発生した〇〇トリップの報告書を作成して。事象・原因・処置・再発防止の構成で」 |
ドラフトは出発点
Copilotが生成したドラフトは80点の素材。技術的な正確性・数値・固有名詞は必ず人間が確認・修正すること。
既存文書の改善・要約¶
- 「この文書の要約を3行で作成して」
- 「この技術仕様書の重要ポイントを箇条書きにして」
- 「この文章をもっと簡潔に書き直して」
Excel での活用¶
データ分析・グラフ化¶
データが入力されたExcelで「Copilot」を起動して自然言語で分析を依頼できる。
電気計装業務での活用例:
点検記録データ(設備名・点検日・測定値・判定)が
入力されたExcelを開いた状態で:
「設備ごとの点検頻度と異常判定の件数を集計して」
「測定値のトレンドグラフを作成して」
「異常判定があった設備を抽出して一覧にして」
関数・数式のサポート¶
「この計算をするにはどんな関数を使えばいい?」という質問にも回答してくれる。
例:「設備稼働率(稼働時間/計画時間×100)を自動計算するセル式を教えて」
PowerPoint での活用¶
スライド自動生成¶
Wordで作成した文書やOutlineからPowerPointのスライドを自動生成できる。
活用例:
「設備投資稟議書(Word文書)からプレゼン用のPowerPointを作成して。
スライド数は10枚以内。製造課向けの説明会用。」
情報入力の考え方¶
M365 Copilotは社内情報OK
M365 Copilotは会社のMicrosoft 365テナント内で動作し、社外にデータは送信されない。 社内の設備情報・業務情報を含む文書・メールに活用して問題ない。 ただし会社のAI利用ポリシーを必ず確認すること。
参考¶
- 関連記事:プロンプトの書き方
- 関連記事:注意事項・情報セキュリティ