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計器用変成器(VT・CT)

🎯 このページで得点できる問題

本ページを通読すると、過去問で次の論点に答えられるようになる:

  • 計器用変成器の総称:「計器用変成器」= VT(計器用変圧器)+ CT(変流器)の総称
  • 接続方式の違い:VT は 並列(高インピーダンス負荷)/CT は 直列(低インピーダンス負荷)
  • 二次側の禁則:VT は 二次短絡 NG/CT は 二次開放 NG(左右対称・混同最多)
  • CT 二次開放が危険な理由:一次電流が全量励磁電流化 → 鉄心磁気飽和 → 二次に異常高電圧発生
  • 残留回路:3 つの CT 二次を Y 結線にして中性線で取り出すと 零相電流(3I₀) が得られる
  • 極性記号:一次側 K-L/二次側 k-l。同極性端子 K と k が同方向の磁束を発生
  • 誤差:比誤差(変成比のずれ)と位相誤差(位相のずれ)。負担(burden)が大きいほど誤差増

各論点の詳細は §4 公式マップ・§6 引っかけパターンへ。

🗺️ 棲み分けマップ

本ページ=計器用変成器(VT・CT):計器用変成器の 総称概念・接続・極性・誤差・残留回路 の全体俯瞰と頻出論点。5 年で 3 問(R03 / R05 上 / R06 下)の継続出題枠で、合格水準の必須テーマ。

開閉装置・保護継電器:CT・VT を 検出端 として用いる継電器側の話(OCR / DGR / 87 / 21 等)。本ページは「センサーそのもの」の取扱い、kaihei-hogo は「センサーが運ぶ信号で判断する装置」を扱う。

変圧器:CT・VT は構造的に小型変圧器そのもの。鉄心・巻線・励磁電流・磁気飽和の根本原理は変圧器ページの理解が前提になる(巻数比・励磁特性は henatsuki §4)。

使い分け:センサー機器そのものを学ぶ → 本ページ/継電器の整定・動作 → kaihei-hogo/基本原理の電磁気 → henatsuki。

1. 直感的理解

計器用変成器の本質: 系統の 大電流・高電圧をそのままでは計器・継電器で測れない(焼損・絶縁破壊)。安全な小さい値(5 A・110 V)に縮小して計器・継電器に渡す。

「計器用変成器」という用語の混乱を先に解く

表記 内容 用途
計器用変成器 総称(VT と CT の総称) 試験文ではこの言葉単独でも頻出
計器用変圧器(VT または PT) 高電圧 → 110 V 等の 電圧変成 電圧計・電力計・電圧継電器の入力
変流器(CT) 大電流 → 5 A 等の 電流変成 電流計・電力計・電流継電器の入力

VT と PT の違い(用語問題)

VT(Voltage Transformer)と PT(Potential Transformer)は同じものを指す。JIS では VT が正式表記だが、現場では PT も併用される。試験文で「PT」「計器用変圧器」「VT」のどれが出ても同じ機器を指していると判断してよい。

なぜ「縮小」が必要か(因果理解)

電力系統では電圧 6.6 kV〜500 kV、電流 数百〜数千 A が日常的に流れる。これを直接計器・継電器に入れると次の問題が起きる:

  • 電圧側:計器の絶縁が破れる。人体が触れる端子部分が高電圧になる
  • 電流側:計器の巻線が瞬時に焼損する

そこで「変圧器の原理で電圧を 110 V に下げる」「変圧器の原理で電流を 5 A に下げる」器具が必要になった。これが計器用変成器。

5 秒で思い出す: VT = 高電圧用センサー(並列・110 V 取出)/CT = 大電流用センサー(直列・5 A 取出)。VT は短絡 NG・CT は開放 NG。


2. 設備を歩く

系統内の配置

graph LR
    A[電力系統<br/>6.6kV / 数百A] -->|大電流| B[CT 変流器<br/>直列挿入]
    A -->|高電圧| C[VT 計器用変圧器<br/>並列接続]
    B -->|5A| D[電流計・OCR・電力計]
    C -->|110V| E[電圧計・UVR・電力計]
    D --> F[判断・記録・トリップ]
    E --> F

    style B fill:#1976d2,color:#fff
    style C fill:#388e3c,color:#fff

CT・VT の物理構造

graph TD
    subgraph CT 変流器
        CTA[一次巻線<br/>太い・少巻数] --- CTB[鉄心]
        CTB --- CTC[二次巻線<br/>細い・多巻数<br/>5A出力]
    end
    subgraph VT 計器用変圧器
        VTA[一次巻線<br/>細い・多巻数<br/>高電圧入力] --- VTB[鉄心]
        VTB --- VTC[二次巻線<br/>太い・少巻数<br/>110V出力]
    end

CT の一次巻線が「太く少巻数」な理由

CT の一次は 系統の主回路そのものを流す。数百〜数千 A の負荷電流が定常的に流れるため、導体は太く、巻数は 1 ターン〜数ターンで済む(貫通形 CT は鉄心に電線を 1 回通すだけ= 1 ターン)。二次は計器側で 5 A しか流さないため細く・多く巻ける。

主要諸元テーブル

項目 CT(変流器) VT(計器用変圧器)
目的 大電流を計器用 5 A に変換 高電圧を計器用 110 V に変換
接続方式 直列(主回路に挿入) 並列(線間または対地)
一次側 大電流・低電圧(線路に直列) 高電圧・小電流(線路に並列)
二次定格 通常 5 A(一部 1 A) 通常 110 V(線間または相電圧 110/√3)
負荷側 インピーダンス 低い(電流計・OCR 内部抵抗) 高い(電圧計・電圧コイル)
二次側の禁則 開放 NG(高電圧発生・焼損) 短絡 NG(過電流・焼損)
接地 二次側 1 点接地 二次側 1 点接地(人身保護)

3. 計器用変成器の種類比較表

CT(変流器)の種別

種類 構造 主用途 特記
巻線形 CT 一次・二次とも巻線を巻く 一般配電・低電流用 巻数比で変流比を設計可能
貫通形 CT 鉄心に主回路導体を 1 回通す(一次は 1 ターン) 大電流系統・主回路 構造が単純で堅牢
ブッシング CT 変圧器・遮断器のブッシング部に内蔵 主変圧器・GIS 設置スペース不要
零相変流器(ZCT) 三相一括で鉄心を通し、和電流を検出 地絡保護(DGR / OCGR) 通常時 ΣI ≒ 0 /地絡時 ΣI ≠ 0

VT(計器用変圧器)の種別

種類 構造 主用途 特記
単相 VT 単相変圧器を 1〜3 台組合せ 一般配電・線間電圧測定 二相結線・三相結線で運用
三相 VT 三相変圧器を 1 台で構成 中電圧配電・経済性重視 単台で済む
コンデンサ形 VT(CVT) コンデンサ分圧+誘導性結合 特別高圧〜超高圧 (66 kV 以上) 鉄心 VT より絶縁設計が容易
接地形計器用変圧器(EVT / GPT) 三相 VT の中性点接地で零相電圧検出 非接地系の地絡検出 一次は Y 接地・二次は開放Δで V₀ 出力

ZCT と EVT の関係(因果理解)

ZCT は 零相電流 I₀ を検出し、EVT は 零相電圧 V₀ を検出する。非接地系(高圧配電のΔ系)では地絡時に I₀ と V₀ が同時に発生するため、両者を組み合わせて方向判定(DGR)に使う。地絡方向継電器の入力は ZCT + EVT のセットというのが定石。


4. 公式マップ

レイヤーA: 基本公式

変流比・変圧比

\[\text{変流比 } K_n = \frac{I_1}{I_2} = \frac{N_2}{N_1} \quad\text{(CT)}\]
\[\text{変圧比 } K_v = \frac{V_1}{V_2} = \frac{N_1}{N_2} \quad\text{(VT)}\]
  • \(I_1, V_1\): 一次側(系統側)
  • \(I_2, V_2\): 二次側(計器側)
  • \(N_1, N_2\): 一次・二次の巻数

CT と VT で巻数比の向きが逆

CT は 一次電流が大 → 一次巻数を 少なくして二次に小電流を出す(\(N_1 < N_2\))。
VT は 一次電圧が大 → 一次巻数を 多くして二次に低電圧を出す(\(N_1 > N_2\))。
変成比の式は「電流は巻数の逆比・電圧は巻数の順比」という変圧器一般式そのもの。

計器側電流・電圧の換算(試験頻出)

\[I_1 = I_2 \times K_n \quad\text{(例: 二次計器が 4 A・変流比 200/5 なら一次 } I_1 = 4 \times 40 = 160 \text{ A)}\]
\[V_1 = V_2 \times K_v \quad\text{(例: 二次計器が 100 V・変圧比 6600/110 なら一次 } V_1 = 100 \times 60 = 6000 \text{ V)}\]

レイヤーB: 接続・極性

接続方式(最頻出)

項目 CT VT
主回路への接続 直列 並列
二次計器への接続 直列(電流計・電流コイル) 並列(電圧計・電圧コイル)
二次負荷の性質 低インピーダンス(電流コイル) 高インピーダンス(電圧コイル)

極性記号

端子 一次側 二次側
同極性端子 K k
反対側端子 L l

同時刻に K → 一次 に流れ込む電流方向と、k → 二次 から流れ出す電流方向が 同じ向きの磁束を作る。電力計・差動継電器など 方向を読む装置は極性を間違えると逆動作する。

レイヤーC: 誤差(負担と誤差の関係)

比誤差・位相誤差

誤差 定義 主な原因
比誤差 \(\varepsilon\) \(\dfrac{K_n I_2 - I_1}{I_1} \times 100\) [%] 励磁電流分の損失
位相誤差 \(\delta\) 二次電流(電圧)の位相と一次電流(電圧)の位相のずれ 鉄損・励磁電流

負担(burden)と誤差

二次側に接続する計器・継電器のインピーダンスを 負担(burden)と呼ぶ[VA]。

  • 負担が大きい(多数の計器を接続)→ 二次電流による磁束減少が大きく 誤差増大
  • 負担が定格を超えると階級(精度等級)を保証できない

CT の場合の負担管理

OCR・電流計・電力計を多数接続すると CT 負担超過で精度が落ちる。さらに重要なのは、二次回路に絶対に 開放部を作らないこと(次節)。

レイヤーD: 残留回路(零相電流検出)

Y 結線残留回路

    a相CT ─┐
    b相CT ─┼─ 残留回路(中性線)→ DGR / OCGR
    c相CT ─┘

3 相それぞれの CT 二次を Y 結線にして中性線を取り出すと、その線には 3 相の和電流 = 3 I₀(零相電流の 3 倍)が流れる。

  • 平衡時:\(\vec{I_a} + \vec{I_b} + \vec{I_c} = 0\) → 残留回路に電流流れず
  • 地絡時:1 相に地絡電流加算 → \(\vec{I_a} + \vec{I_b} + \vec{I_c} \neq 0\) → 残留回路に 3 I₀ が流れる

ZCT との違い

残留回路は 3 つの相 CT の二次を組み合わせて零相電流を検出する。ZCT(零相変流器)は 三相一括で 1 個の鉄心を通して直接零相電流を検出する。前者は既設の相 CT を利用できる経済性、後者は精度が高く小電流の地絡も検出できる利点がある。


5. 解法パターン

解法パターン①:変流比・変圧比から一次値を求める

典型問題:「変流比 400/5 の CT を使い、二次電流計が 3.5 A を示した。一次電流はいくらか」

手順 1. 変流比 \(K_n = 400/5 = 80\) 2. 一次電流 \(I_1 = I_2 \times K_n = 3.5 \times 80 = 280\) A

→ 試験では小数の掛け算で計算ミスが多い。「比は一次/二次」を必ず確認。

解法パターン②:CT 二次回路を絶対に開放してはいけない

典型問題:「CT 二次回路の計器を取り外す際の正しい手順を選べ」

手順 1. 必ず二次端子を短絡してから計器を取り外す(CT には専用の短絡端子板がある) 2. 計器を交換した後、短絡を解除して通電状態に戻す 3. 短絡したまま放置しても 過電流にはならない(むしろ安全側)

間違えると焼損・人身事故

通電中の CT 二次を不用意に開放すると 数千 V の高電圧が二次に発生し、絶縁破壊・感電・焼損につながる。これは試験論点としても実務安全としても最頻出。

解法パターン③:VT 二次回路を絶対に短絡してはいけない

典型問題:「VT 二次回路の計器を取り外す際の注意点を選べ」

手順 1. 必ず一次側を停止してから二次を触る、または 二次ヒューズを抜く 2. 通電中の VT 二次を短絡すると 過大短絡電流で巻線焼損 3. CT の禁則(開放 NG)と 左右対称で混同しやすい

VT 二次の保護

実機の VT 二次にはヒューズが入っている。万一短絡してもヒューズが先に切れて巻線を守る。試験文では「VT 二次を直接短絡してよい」は誤り。

解法パターン④:残留回路から地絡電流を読む

典型問題:「3 つの相 CT 二次を Y 結線した残留回路に 0.6 A の電流が流れた。CT の変流比が 200/5 のとき、地絡電流はいくらか」

本質(最短ルート):残留回路電流はそもそも二次側の \(3I_0\)。これを変流比 \(K_n\) 倍すれば一次側の \(3I_0\)=一線地絡電流になる。

\[I_g = 3I_0(\text{一次}) = (\text{残留回路電流}) \times K_n = 0.6 \times 40 = 24\ \text{A}\]

段階を追う場合(同じ答えになる) 1. 残留回路電流 = \(3I_0\)(二次値)= 0.6 A 2. 二次零相電流 \(I_0(\text{二次}) = 0.6 / 3 = 0.2\) A 3. 変流比 \(K_n = 200/5 = 40\) 4. 一次零相電流 \(I_0 = 0.2 \times 40 = 8\) A 5. 一線地絡電流 \(I_g = 3 I_0 = 24\) A

→ ÷3 と ×3 は相殺するので、「残留回路電流 × 変流比」で一発。

解法パターン⑤:取扱い注意の総合判別

典型問題(R06 下問 7 型):「計器用変成器の取扱いに関する記述として誤っているものを選べ」

判別基準 - VT の二次は 並列接続・短絡 NG - CT の二次は 直列接続・開放 NG - 接地は 二次側 1 点(多点接地は循環電流発生) - 計器負担は定格 VA を超えない

→ 4 つの基準のうち 1 つでも違反する選択肢が「誤り」。出題は 接続方向の取り違え と 二次禁則の取り違え が大半。

解法パターン⑥:極性を間違えると装置が逆動作する

典型問題:「単相電力計を CT・VT 経由で接続する場合の極性を答えよ」

手順 1. CT の K 端子と電力計の電流端子の極性側(±)を一致させる 2. VT の K 端子と電力計の電圧端子の極性側(±)を一致させる 3. 極性が逆だと電力指示値が 負になるまたは 指示が誤った値になる 4. 差動継電器(87)では極性ミスが 誤動作につながる


5.5 自問ブロック(Recall 想起練習)

セクションを閉じる前に自問してみよう。答えられない項目があれば該当 §へ戻る。

Q1: 「計器用変成器」とは何の総称か

VT(計器用変圧器)と CT(変流器)の総称。試験文で単独で出ても両者の話と理解する。→ §1

Q2: CT と VT、それぞれ二次側の禁則は何か

CT は二次開放 NG(異常高電圧発生)/VT は二次短絡 NG(過電流焼損)。左右対称で覚える。→ §5 パターン②③

Q3: CT 二次の負担は高インピーダンスか低インピーダンスか

低インピーダンス。電流計・電流コイルは内部抵抗が小さい。VT は逆に 高インピーダンス。→ §4 レイヤー B

Q4: 3 つの相 CT 二次を Y 結線で取り出す回路の名称は

残留回路。中性線には 3 I₀(零相電流の 3 倍)が流れる。地絡保護に使う。→ §4 レイヤー D

Q5: CT 二次回路の計器を交換する手順は

必ず二次端子を短絡してから計器を取り外す。専用の短絡端子板を使う。→ §5 パターン②

Q6: 極性端子 K と k はどういう関係か

同極性端子。K に流れ込む一次電流の方向と k から流れ出す二次電流の方向が同じ向きの磁束を作る。電力計・差動継電器で極性ミスは誤動作の原因。→ §4 レイヤー B


6. 引っかけパターン

① VT と CT の接続方式の取り違え

誤った記述 正しい記述 根拠
「CT は主回路に並列接続する」 直列接続 CT は主回路の電流をそのまま測るので直列に挿入する
「VT は主回路に直列接続する」 並列接続 VT は線間または対地に並列で電圧を取り出す

② 二次禁則の左右対称取り違え

誤った記述 正しい記述 根拠
「CT 二次は短絡してはならない」 短絡してよい(むしろ安全) CT 二次は通常運転中 5 A 以下しか流れず短絡しても過電流にならない
「VT 二次は開放してはならない」 開放してよい(短絡が NG) VT は二次無負荷でも問題なし。短絡が NG

③ CT 二次開放の害が「電流」と誤認

誤った記述 正しい記述 根拠
「CT 二次を開放すると過大電流が流れて焼損する」 過大電圧が発生して焼損する 一次電流が全量励磁電流化 → 鉄心磁気飽和 → 二次に異常高電圧

④ 計器用変成器 = 変圧器のみと誤認

誤った記述 正しい記述 根拠
「計器用変成器とは計器用変圧器(VT)のことである」 VT と CT の総称 JIS では「計器用変成器」は VT・CT 両方を含む上位概念

⑤ ZCT と CT の混同

誤った記述 正しい記述 根拠
「ZCT は短絡電流を検出する」 零相電流(地絡電流)を検出する ZCT は三相一括で鉄心を通し、和電流(地絡時のみ非ゼロ)を取り出す

7. 正誤判定の急所

文章 正誤 解説
「計器用変成器は VT と CT の総称である」 正 JIS 用語。試験文で「計器用変成器」単独で出ても両者の話
「VT は二次側を並列接続し、CT は二次側を直列接続する」 正 二次側で計器・継電器との接続方法も VT 並列/CT 直列
「CT の二次側を開放しても問題ない」 誤 鉄心磁気飽和で異常高電圧が発生し焼損・感電の危険
「VT の二次側を短絡しても問題ない」 誤 過大短絡電流で巻線焼損。CT と左右対称の禁則
「CT は二次側に低インピーダンス負荷を接続する」 正 電流計・電流コイル(内部抵抗小)
「VT は二次側に高インピーダンス負荷を接続する」 正 電圧計・電圧コイル(内部抵抗大)
「3 つの相 CT 二次を Y 結線した残留回路には常に零電流が流れる」 誤 平衡時のみ零。地絡時は 3 I₀ が流れる
「ZCT は三相それぞれの相電流を個別に検出する」 誤 ZCT は 三相一括で和電流(零相電流)を検出
「CT の K 端子と二次の k 端子は同極性である」 正 同方向の磁束を発生する同極性端子
「計器用変成器の二次側は接地しない方が安全である」 誤 二次側 1 点接地が原則(一次・二次間絶縁破壊時の人身保護)
「CT 二次の計器交換時はそのまま端子を外してよい」 誤 必ず二次端子を短絡してから取り外す
「コンデンサ形 VT(CVT)は超高圧系統で使用される」 正 66 kV〜の超高圧で鉄心 VT より絶縁設計が容易

8. 出題実績

📚 横断一覧: 分野別一覧(該当分野) / 年度別一覧

年度 問 出題内容 問題タイプ 難易度
R06下 問7 計器用変成器の取扱い上の注意点 穴埋 ★★☆☆☆
R05上 問7 変電所の計器用変成器 穴埋 ★☆☆☆☆
R03 問7 変電所の計器用変成器 穴埋 ★☆☆☆☆

→ R01〜R07 で 3 問出題(5 年で 3 問・変圧器ハブと同水準の頻出枠)

詳細解説:
R06下問7(電験王)・R05上問7(電験王)・R03問7(電験王)

R08 予測

R03・R05 上・R06 下 と問 7 での出題実績が厚く(連続ではないが頻出)、計器用変成器は問 7 の定番論点。R08 でも 取扱い注意(開放禁止/短絡禁止/接地) の穴埋・論説が継続出題される見込み。


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