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症状逆引きインデックス

症状・現象から記事を探す。まず下のカテゴリチップで該当分類へ移動(印刷・オフラインでも動作)。ブラウザ閲覧時はキーワード絞り込み入力(例: トリップ)も併用できる。 トラブル対応の基本手順は トラブル対応の基本 を先に確認すること。


電源・受変電

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
遮断器がトリップした / OCRが動作した トリップ表示灯の色・OCR表示窓を目視 過負荷、短絡、継電器整定値ミス 保護継電器 / 保護協調
地絡警報が出た GR/DGRの動作表示・構外地絡か構内か判定 ケーブル絶縁劣化、機器の地絡、雨水浸入 保護継電器(GR/DGR)
電圧が低い / 電圧降下が大きい 受電点電圧をテスターで実測 ケーブル長すぎ、過負荷、タップ設定ミス 電圧降下計算
停電した(全停) 構外停電か構内起因かを系統図で確認 構外事故波及、保護継電器誤動作、幹線短絡 電源トラブル
瞬停でシステムがリセットされた UPS切替時間とシステム保持時間を比較 UPSバッテリー劣化、切替時間超過、インバータ電圧低下 UPS・非常電源
変圧器の温度警報が出た / 異音・うなりがする 油温計・巻線温度計の指示と負荷率、冷却ファンの動作を確認 過負荷、冷却不良(ファン停止・放熱面汚損)、鉄心の緩み、高調波による過熱 変圧器
ブッフホルツ継電器が動作した(油入変圧器) 1段(警報)か2段(トリップ)かを確認。ガス採取・絶縁油分析を検討 内部部分放電・微小アーク、油の分解ガス発生、油漏れによる油面低下 変圧器

モーター・インバータ

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
モーターが起動しない 現場盤のサーマルリレーとMCの動作確認 サーマルトリップ、MCコイル断線、インターロック未解除 モータートラブル
モーターが過熱する / サーマルがトリップする 電流値3相バランスをクランプで測定 過負荷、冷却風路閉塞、電圧不平衡、軸受異常 モータートラブル / モーター制御
モーターが振動・異音を出す 異音の種類(金属音か唸りか)と発生箇所を特定 軸受劣化、アンバランス、芯出しズレ、キャビテーション モータートラブル
インバータがエラーコードを表示する エラーコードをマニュアルで確認・過電流か過電圧かを判定 急加減速、負荷過大、冷却ファン停止、主回路短絡 インバータトラブル
インバータ周辺でノイズが出る ノイズが計器系か通信系かを特定、シールド接地を確認 シールド接地不良、EMCフィルタ未設置、接地系の混在 インバータトラブル / 接地・ノイズ
回転数が指令値と合わない DCS指令値とインバータ入力信号値(アナログ/デジタル)を比較 信号線断線、スケーリングミス、最大周波数設定誤り インバータトラブル

計装信号

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
4-20mAが振り切れる(0mA / 20mA以上) 0mAなら断線疑い、20mA以上なら電源側を確認 断線、極性違い、ループ電源不良、受信計故障 計装信号トラブル
4-20mAがドリフトする(ゆっくり変化) ドリフトが伝送器側か受信計側かをスタンドアロンで切り分け 伝送器経年劣化、環境温度変化、電源電圧変動 計装信号トラブル
温度指示が実際と合わない 基準接点補償回路の動作とTC/RTD断線アラームを確認 補償導線破損、基準接点不良、TC種類ミス配線 計装信号トラブル / 温度計測
流量計の値が不安定 配管内の気泡混入・流量計のゼロ点を確認 気泡混入、スラリー付着、配管振動、接地不良(電磁) 計装信号トラブル / 流量計測
レベル計が誤検知する プロセス側の変化(フォーミング・スラリー)か計器側の問題かを判別 フォーミング、比重変化、ノズル閉塞、静電容量の変化 計装信号トラブル / レベル計測
圧力指示が動かない / 実際と合わない 導圧管の元弁開・詰まり・凍結を確認し、ゼロ点(ゼロトリム)を点検 導圧管の詰まり(スラリー・高粘度)、凍結、ダイヤフラム損傷、ゼロ点ドリフト 計装信号トラブル / 圧力計測
HARTで通信できない ループ抵抗が範囲内か(下限 230 Ω・標準 250 Ω・上限目安 600 Ω。正典は計装基礎)、ハンドヘルドの接続先を確認 ループ抵抗不足(230 Ω 未満)、抵抗が高すぎて伝送器が動かない、アドレス重複、ハンドヘルド電池切れ 計装信号トラブル / 計装基礎

分析計

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
pH指示がドリフトする / 応答が鈍い 標準液で校正しスロープ値(95〜105%)を確認 電極汚染・被毒、基準液消耗、液絡部詰まり、電極寿命 分析計トラブル / 分析計
導電率の指示がずれる・ふらつく セル定数設定と気泡・電極汚れを確認 セル定数ずれ、電極汚れ、温度補償係数誤り、気泡混入 分析計トラブル
酸素濃度計の応答不良・指示が動かない センサ設置年数とサンプル流量を確認 センサ寿命(1〜2年)、隔膜劣化、電解液消耗、サンプリング詰まり 分析計トラブル
ガス分析計/ガスクロの指示異常 サンプル流量・キャリア/校正ガス期限を確認 サンプルフィルタ詰まり、キャリアガス切れ、校正ガス期限切れ 分析計トラブル
分析計の指示が古い(実プロセスと遅れる) サンプリング流量とライン詰まりを確認 サンプルライン詰まり、凝縮、トレース不良、流量低下 分析計トラブル

制御弁

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
制御弁が動かない(全開/全閉固着) エア圧力(末端の空気式操作端で概ね 0.14 MPa 以上。弁により異なり弁データシートが正。正典は計装空気)とI/P出力信号を確認 エア供給不足、I/Pコンバータ詰まり、スプール弁固着 制御弁トラブル
制御弁が指令値通りに動かない DCS指令とフィードバック信号を比較しリニアリティを確認 ポジショナキャリブレーションズレ、スティックスリップ、ヒステリシス大 制御弁トラブル
制御弁からリークする グランドパッキン・ボンネット接合部・フランジ部を目視確認 グランド締め付け不足、パッキン劣化、シート摩耗 制御弁トラブル
制御がハンチングする PIDパラメータ(特にP帯)とプロセスゲインを確認 Pゲイン過大、プロセス時定数の変化、弁サイズ過大 制御弁トラブル / PID制御
エアセットの圧力が安定しない 供給エア元圧とエアセット出口圧をゲージで確認 元圧不足、エアセットダイヤフラム劣化、配管リーク 制御弁トラブル

計装空気

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
複数の弁が同時に動いた/ふらついた 計装空気ヘッダ圧力計(目安 0.4〜0.7 MPa。正典は計装空気)を確認 計装空気喪失(共通原因)、コンプレッサ停止、大量リーク 計装空気トラブル / 計装空気
計装エアのヘッダ圧が低下する コンプレッサ・ドライヤ運転状態と元弁を確認 コンプレッサ停止・能力不足、除湿機トラブル、大量消費(リーク)、元弁絞り 計装空気トラブル
冬の朝だけ弁が動かない・渋い 屋外配管・デッドレグの凍結とドライヤ露点を確認 露点悪化による配管内結露の凍結、ドレン滞留、トレース不良 計装空気トラブル
エアセットのカップに水・油が溜まる ドライヤ露点計と自動ドレンの作動を確認 ドライヤ不調による露点悪化、油分混入(フィルタ劣化) 計装空気トラブル

PLC / DCS

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
PLC/DCSとの通信が切れた 通信ケーブルの物理接続とリンクLEDの状態を確認 ケーブル断線、ノイズによる通信エラー、プロトコル設定ミス PLC/DCSトラブル
I/O点が正しく読めない I/Oカードの状態LEDと現場側端子電圧を実測 I/Oカード故障、ヒューズ切れ、配線ミス、アドレス設定ミス PLC/DCSトラブル
プログラムが意図通りに動かない ラダー/FBDのオンラインモニタで接点状態を確認 インターロック条件の見落とし、スキャンタイム超過、変数型ミス PLC/DCSトラブル
アラームが消えない アラーム原因点のリセット条件と現在値を確認 原因点がまだ異常状態、ラッチアラーム未リセット、アナログ値が閾値付近で振動 PLC/DCSトラブル / アラーム管理
アラームが多発する(アラーム洪水) 一定時間内のアラーム件数と優先度分布を確認 合理化不足、設定値/デッドバンド不適、状態依存の抑制未設定 アラーム管理

接地・ノイズ

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
計器の値がノイズで暴れる ノイズ源(インバータ・溶接機)の稼働と連動するか確認 シールド接地浮き、接地系の混在、誘導結合 接地・ノイズ
電位差が出て感電した(ステップ電圧) 接地抵抗を測定し接地系の分離状態を確認(感電後は医療確認優先) 接地分離、接地抵抗増大、異系統の共用接地 接地・ノイズ / 接地(低圧)
インバータ起動時に計器が誤動作 インバータのEMCフィルタの有無とシールド線の接地点を確認 PWM の高周波スイッチングノイズの誘導(電源系統に流出する低次の高調波とは別物。後者は高調波対策)、共通接地による電位変動、シールド浮き 接地・ノイズ / インバータトラブル
絶縁抵抗が低い 低い回路を絶縁抵抗計で個別分離して場所を特定(低圧は 500 V/高圧機器・ケーブルは 5000 V。印加電圧が違うと比較できない。正典は絶縁管理) ケーブル水浸・湿気、機器コイル絶縁劣化、端子台トラッキング 絶縁管理
雷の後に計器・伝送器・通信が壊れた/多発故障した 被害範囲(同一系統・同一ラック)とSPDの劣化表示・接地を確認 誘導雷・地電位上昇のループ侵入、SPD未設置/劣化、等電位化不足 雷・サージ保護

保護装置

症状・現象 最初に確認 よくある原因 参照記事
保護継電器が誤動作(不要動作)した 動作した継電器の種別・整定値・動作前後の電流/電圧を記録 整定値不適切、誘導障害、他回路事故の波及 保護装置誤動作
保護継電器が動作しなかった(不動作) 継電器試験(二次電流注入)で整定値通りに動作するか確認 接点酸化、整定値過大、二次回路断線 保護装置誤動作
漏電遮断器が頻繁にトリップする 接続負荷を切り離しながらどの回路で漏電するかを特定 ケーブル絶縁劣化、機器の漏洩電流増大、雑音電流誤動作 保護装置誤動作 / 接地・ノイズ
コンデンサ・リアクトルがうなる/過熱する 高調波発生源(インバータ等)の稼働との連動を確認 高調波共振、直列リアクトル不足、進相過剰 高調波対策 / 力率改善

記事一覧

記事 対象設備
トラブル対応の基本 共通 — まずここを読む
電源トラブル 遮断器・配電
モータートラブル 低圧・高圧モーター
インバータトラブル インバータ全般
計装信号トラブル 4-20mA・HART
分析計トラブル pH・導電率・酸素・ガス分析計
制御弁トラブル 調節弁・ポジショナ・エアセット
計装空気トラブル 計装エア・露点・ドレン
PLC/DCSトラブル PLC・DCS
接地・ノイズ 共通
保護装置誤動作 継電器・保護装置
非定常時の判断フレーム 複数トリップ同時発生・地震後点検など非定常時の判断枠組み

キーワードが見つからない場合

上部の検索バーで症状キーワードを入力してください。 記事内にも症状キーワードが埋め込まれているため、検索でヒットします。


根拠

本ページの位置づけ — 索引であって正典ではない

症状から記事へ導くための索引です。判断に使う数値・基準はすべて各正典ページが持ち、本ページは値を独自に定義しません。索引の値がずれると、読者は正典に到達する前に誤った物差しで判断してしまうため、表中に数値を書くときは必ず正典ページへのリンクを併記する方針にしています。

是正の記録(2026-08-06)

正典と突き合わせた結果、数値・機序のずれを4件是正しました。

箇所 旧記述 是正後
HART 通信不良 「ループ抵抗 250Ω 以上あるか」 正典(計装基礎)の下限 230 Ω・標準 250 Ω・上限目安 600 Ωに整合。抵抗が高すぎて伝送器が動かないという失敗モードが落ちていたので原因側にも追加
絶縁抵抗が低い 「個別分離して場所を特定(500VDC)」 高圧機器に 500 V を当てる読みになる。低圧 500 V/高圧 5000 V(正典 絶縁管理・絶縁抵抗測定)を明記。印加電圧が違うと比較できない
インバータ起動時の計器誤動作 「高調波による誘導」 機序が違う。計器を誤動作させるのは PWM の高周波スイッチングノイズで、電源系統に流出する低次の高調波(正典 高調波対策)とは別物。この行の参照先が 接地・ノイズ である以上、原因欄も高周波側で書くのが整合的
制御弁が動かない 「エア圧力(0.14MPa以上)」 正典 計装空気 は「末端の空気式操作端 概ね 0.14 MPa 以上/弁により異なり弁データシートが正」。弁ごとに変わるという限定が落ちていた

限界の明示

  • 本ページの「よくある原因」は候補であって優先順位ではありません。 頻度順・確からしさ順に並べてはいないので、上から順に潰す使い方はしないでください
  • 「最初に確認」は切り分けの入口です。停電・復電・活線に関わる操作の可否は トラブル対応の基本・停電作業・作業許可制度 と電気主任技術者の判断によってください
  • 索引に載っていない症状は「起きない症状」ではありません。 該当がなければ検索と 非定常時の判断フレーム を使ってください

正典参照

本ページが参照する主な正典: 計装基礎(4-20mA・HART)/絶縁管理(絶縁抵抗の判定境界)/計装空気(圧力)/高調波対策(高調波)/接地・ノイズ(高周波ノイズ・シールド接地)/保護装置誤動作(継電器の切り分け)。

照合日: 2026-08-06(repo 内の各正典ページと数値・機序を突き合わせ。索引ページ自体は独自の一次照合を持ちません)。

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