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⚡ 電気担当

プロンプトの書き方

30秒まとめ

プロンプトは「役割・依頼・条件」を明示するだけで精度が大きく変わる。まず3Rテンプレートで書き始め、出力が曖昧なら条件を足して絞り込む。繰り返す作業はテンプレート化して再利用する。


まず試す:3Rテンプレート(初心者はここから)

「良いプロンプトの条件」を覚える前に、この1行テンプレートを使うと即戦力になれる。

あなたは{役割}です。{依頼}を実行して、{形式}の形式で出力してください。
R 内容 例
役割(Role) AIに演じてほしい立場 大学3年の就活生 / 電気計装エンジニア / ベテラン営業担当
依頼(Request) 具体的にやってほしいこと 3社の企業を比較分析する / メールを作成する
形式(Rule) 出力の形式・制約 表形式 / 箇条書き / 300字以内 / PREP法で

実例:

あなたは社会人歴10年以上の電気計装エンジニアです。
インバータのOCトリップ原因を調査して、
原因候補を確率が高い順に5つ・箇条書きで出力してください。

3Rで足りなければ#依頼内容を追加

複雑な依頼は #条件 のようにセクションを分けて詳細を追記するとさらに精度が上がる。


良いプロンプトの4要素

生成AIへの指示(プロンプト)は、以下の4要素を意識するだけで質が大きく変わる。

要素 何を書くか 例
① 役割 AIに演じてほしい立場 「電気計装エンジニアとして回答して」
② 背景 なぜこれが必要か・どんな状況か 「メーカーへの納期確認メールを書きたい」
③ 依頼 具体的に何をしてほしいか 「丁寧なビジネスメールを作成して」
④ 出力形式 どんな形式・長さで出力してほしいか 「件名〜署名まで、A4半ページ程度」

全部を毎回書く必要はない。重要なのは「AIが迷わないように状況を伝える」こと。


Before/After 比較

例1:技術調査

プロンプト
NG 「インバータについて教えて」
OK 「電気計装エンジニア向けに、インバータのOCトリップの主な原因(5つ程度)と現場での確認手順を、原因ごとに箇条書きで教えて」

NGが悪い理由:対象・目的・出力形式が全て曖昧。「インバータの種類から説明」や「使い方の概要」など的外れな回答になりやすい。

例2:メール作成

プロンプト
NG 「メール書いて」
OK 「メーカーへの納期確認メールを丁寧な日本語ビジネス文体で書いて。件名・宛名・本文・署名の形式で。内容:〇〇(型番)の予備品が来月必要なため現在の在庫と納期を確認したい」

例3:文書要約

プロンプト
NG 「まとめて」
OK 「以下の設備仕様書を読んで、電気担当者が知るべき重要ポイントを箇条書き5点で要約して。技術的な詳細は省いてよい。[文書を貼り付け]」

指示が曖昧なときの調整

AIの回答が期待と違ったとき、会話の中で修正できる。

状況 追加指示例
長すぎる 「もっと簡潔に、3行以内で」
短すぎる 「もっと詳しく、特に〇〇について展開して」
形式が違う 「箇条書きではなく、表形式にして」
専門的すぎる 「電気の専門知識がない製造担当者向けに書き直して」
初心者向けすぎる 「電気計装の経験3年以上のエンジニア向けに書き直して」
視点を変えたい 「今度は安全面のリスクに特化して書き直して」

長い文章の要約依頼の書き方

大量のテキスト(会議議事録・仕様書・メール履歴など)を要約させるときのコツ。

貼り付けてよい文書かを先に確認

テンプレートに社内文書(議事録・仕様書・報告書等)を貼り付ける前に、そのツールにその情報を入力してよいかを必ず確認する。入力可否はツールごとに異なり、最終判断は社内規程・IT部門による。判断基準は 注意事項・情報セキュリティ を参照。

【テンプレート】
以下の文書を読んで、[対象読者]が[目的]のために必要な情報を
[形式(箇条書き/表/段落)]で[文量(3行/5点/A4半ページ程度)]にまとめて。

特に以下の観点で整理して:
- [観点1]
- [観点2]

[文書テキストを貼り付け]

繰り返し使えるテンプレートの作り方

前提条件を常設する機能

主要なチャット型AIには、毎回書かなくてよい前提条件(自分の職種・望む回答形式など)を登録しておく機能がある。 ChatGPT の「カスタム指示(Custom instructions)」がその例だが、機能名と設定画面の場所は改定されることがあるため、 使っているサービスの設定画面で「指示」「パーソナライズ」「プロジェクト」等の項目を探すこと。

設定例:

私は化学工場の電気計装エンジニアです。
回答は以下の形式でお願いします:
- 結論を先に書く(BLUF形式)
- 技術的な根拠を添える
- 実務で使える具体的な手順で説明する
- 省略・抽象論は避ける


電気計装業務用プロンプトテンプレート集

コピーして使えるテンプレート。[ ] の部分を置き換えて使う。

1. 仕様書作成テンプレート

電気計装エンジニアとして、以下の条件で[仕様書の種類]のドラフトを作成して。

設備概要:[設備名・用途]
主要仕様:
- [仕様1]
- [仕様2]
- [仕様3]

記載項目:[概要/電気仕様/信号仕様/設置条件/etc]
対象読者:[設計担当/工事業者/メーカー]
フォーマット:項目ごとに整理し、A4 [XX]枚程度

2. トラブル解析テンプレート

電気計装エンジニアとして回答して。

【症状】
[具体的な症状を記載]

【設備情報】
- 機器名:[機器名]
- 仕様:[主要仕様]
- 制御方式:[制御方式]

【確認済み事項】
- [確認内容1]:[結果]
- [確認内容2]:[結果]

原因候補を可能性が高い順に挙げて。各原因に対して確認手順も教えて。

3. 会議アジェンダ作成テンプレート

以下の会議のアジェンダを作成して。

会議名:[会議名]
目的:[会議の目的・決めたいこと]
参加者:[参加者と役割]
時間:[XX分]

アジェンダには各項目の所要時間と担当者も記載して。

4. 報告書要約テンプレート

以下の[報告書の種類]を読んで、[提出先/報告先]向けの要点サマリーを作成して。

サマリーの構成:
1. 事象概要(2〜3行)
2. 主な結論・判断(箇条書き3点)
3. アクションアイテム(担当者・期限付き)

[報告書テキストを貼り付け]

5. メーカー問い合わせメールテンプレート

以下の内容でメーカー宛の問い合わせメールを作成して。

問い合わせ内容:[内容]
急ぎ度:[高/中/低]
相手との関係:[初回問い合わせ/既存取引先]
文体:丁寧なビジネスメール
形式:件名・宛名・本文・署名(氏名・部署は「〇〇」で)

よくある失敗と対策

失敗 原因 対策
期待外れの回答が返ってくる 指示が曖昧 役割・背景・形式を明示する
専門性が低い AIが一般向け回答をしている 「電気計装エンジニア向けに」と役割を指定
長すぎる 文量制限していない 「〇行以内で」「A4半ページ程度で」と指定
事実確認が必要 ハルシネーションの可能性 数値・規格・事実は必ず一次情報で確認
前の会話を引き継がない 新しい会話を始めてしまった 「前の話の続きで」と明示するか、同じ会話を継続

根拠

本ページが正典の範囲

本ページは「プロンプトの書き方(構成要素・テンプレート・調整のコツ)」の正典です。各ツールの機能・料金・使い分けは ChatGPT活用・生成AIの基本、情報の入力可否は 注意事項・情報セキュリティ が正典で、本ページでは扱いません。

実務慣行(規格・法令の裏付けなし)

  • 「3Rテンプレート」「4要素(役割・背景・依頼・出力形式)」は、プロンプト作法として広く紹介される整理を本Wiki向けに編集したもので、特定の公式文書・研究への帰属はしません。効果はモデル・タスクにより異なります
  • テンプレート集は本Wiki執筆者の実務経験に基づく雛形であり、出力の正確性を保証するものではありません

是正の記録(2026-08-06)

  • 「長い文章の要約依頼」節に、社内文書を貼り付ける前に入力可否を社内規程・IT部門の判断で確認する旨の警告を追加 → 議事録・仕様書の貼り付けを促すテンプレートに情報セキュリティの但し書きがなく、危険側だった

限界の明示

  • 「カスタム指示(Custom instructions)」等の機能名・設定画面の場所はサービス改定で変わる。本ページは機能の存在の目安に留め、実際の名称・場所は利用中のサービスの設定画面・公式ヘルプで確認すること
  • ハルシネーション対策(数値・規格・事実の一次確認)は 注意事項・情報セキュリティ の「AI出力の検証義務」が正典

正典参照

項目 正典
入力してよい情報・ツール別ルール 注意事項・情報セキュリティ
ChatGPT の基本操作 ChatGPT活用
生成AIの仕組み・用語 生成AIの基本

照合日: 2026-08-06(本ページは事実主張が少なく、外部一次資料との照合対象なし。情報セキュリティの但し書き追加と正典分担の明記のみ実施)。


参考

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