⚡ 電気担当
用語集¶
電気系用語(52語)¶
| 日本語 | English | 略語 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 遮断器 | Circuit Breaker | CB / MCCB / VCB | 過電流・短絡電流を感知して回路を自動遮断する機器 |
| 電磁接触器 | Magnetic Contactor | MC | 電磁コイルで主接点を開閉する機器。モーター起動に使用 |
| サーマルリレー | Thermal Relay | THR | バイメタルの熱変形で過電流を検出しモーターを保護 |
| 漏電遮断器 | Earth Leakage Circuit Breaker | ELCB / RCCB | 漏洩電流を検出して遮断する安全装置 |
| 配線用遮断器 | Molded Case Circuit Breaker | MCCB | 樹脂成形ケース内に遮断機構を持つ遮断器 |
| アンペアトリップ | Ampere Trip | AT | MCCB の定格電流。超過が続くと引き外し動作する電流値 |
| アンペアフレーム | Ampere Frame | AF | MCCB のフレーム(外箱)の大きさの呼び。搭載できる最大 AT を表し、常に AF ≥ AT |
| 真空遮断器 | Vacuum Circuit Breaker | VCB | 真空バルブで電流を遮断する高圧用遮断器 |
| 断路器 | Disconnecting Switch | DS | 無負荷状態で回路を切り離す開閉器(負荷開閉不可) |
| 過電流継電器 | Overcurrent Relay | OCR | 設定電流値を超えると動作する保護継電器 |
| 地絡継電器 | Ground Fault Relay | GR | 地絡電流を検出して動作する保護継電器 |
| 地絡方向継電器 | Directional Ground Fault Relay | DGR | 地絡電流の方向を判別する継電器 |
| 変圧器 | Transformer | TR | 電圧・電流を変換する機器 |
| 主幹 | Main Breaker | — | 受電の最上流に設置する主開閉器 |
| 分岐 | Branch Circuit | — | 主幹から枝分かれした回路 |
| 需要率 | Demand Factor | — | 設備容量に対する実際の最大需要電力の比率 |
| 力率 | Power Factor | PF / cosθ | 有効電力 / 皮相電力の比。1 に近いほど効率的 |
| 高調波 | Harmonics | — | 基本周波数の整数倍成分。インバータ・整流回路から発生 |
| インバータ | Inverter | INV | 直流を任意の周波数の交流に変換する機器 |
| 無停電電源装置 | Uninterruptible Power Supply | UPS | 停電時にバッテリーで電源を供給する装置 |
| 接地 | Grounding / Earthing | — | 電気機器を大地に電気的に接続すること |
| 等電位ボンディング | Equipotential Bonding | EPB | 複数の金属部分を同電位にする接続 |
| 電圧降下 | Voltage Drop | — | ケーブルの抵抗・リアクタンスによる電圧の低下 |
| 短絡電流 | Short Circuit Current | Is | 短絡故障時に流れる大電流 |
| %インピーダンス | Percent Impedance | %Z | 定格電流を流したときのインピーダンス電圧降下率 |
| 遮断容量 | Interrupting Capacity | IC / kA | 遮断器が安全に遮断できる最大短絡電流 |
| 保護協調 | Protective Coordination | — | 系統内の保護機器が適切な順序で動作する設計 |
| 自己保持回路 | Self-Holding Circuit | — | 起動 PB を離しても動作を継続するリレー回路 |
| インターロック | Interlock | IL | 特定の条件が成立しないと動作を禁止する回路 |
| フェールセーフ | Fail-Safe | — | 故障時に安全な状態になるよう設計された原則 |
| 展開接続図 | Connection Diagram | — | 制御回路の接続を機能的に展開した図 |
| 単線結線図 | Single Line Diagram | SLD | 電源系統を 1 線で表現した系統図 |
| ケーブルリスト | Cable Schedule | — | ケーブルの起点・終点・仕様をまとめた一覧表 |
| ループ電源 | Loop Power | — | DCS・レシーバーから 24V を伝送器に供給する方式(計装基礎参照) |
| デマンド | Demand | — | 需要電力。一定時間内の平均電力 |
| 受変電設備 | Substation | — | 受電・変圧・配電を行う設備の総称 |
| ケーブルラック | Cable Tray | — | ケーブルを支持・整列する支持架台 |
| 金属管 | Conduit | — | ケーブルを収納・保護する金属製の管 |
| 電気室 | Electrical Room | E/R | 受変電設備・制御盤を設置する専用部屋 |
| MCC | Motor Control Center | MCC | 複数の電動機制御ユニットを集合させた配電盤 |
| PLCプログラム | PLC Program | — | プログラマブルロジックコントローラの制御プログラム |
| ラダー図 | Ladder Diagram | LD | リレー回路に類似したグラフィカルプログラミング言語 |
| タグ番号 | Tag Number | TAG | 設備・計装機器を識別する番号体系 |
| 電路 | Electric Circuit | — | 法令用語では「通常の使用状態で電気が通じているところ」(電技省令第1条)。現場では電路設計のようにケーブルの物理的経路(ラック・管路)の意味でも使われる |
| 接続箱 | Junction Box | JB | フィールドケーブルを集約・接続する箱 |
| 端子台 | Terminal Block | TB | 電線接続のための端子の集合体 |
| コントロールバルブ | Control Valve | CV | 制御信号で開度を連続調節できる弁 |
| 緊急遮断弁 | Emergency Shut Down Valve | ESD Valve / ESDV | 緊急時に自動で閉鎖する安全弁 |
| ループチェック | Loop Check | — | 計装ループの点検・動作確認 |
| 試運転 | Commissioning | — | 設備の機能確認・調整を行う工程 |
| MOC | Management of Change | MOC | 設備・手順の変更を管理する仕組み |
| 定期修理 | Turnaround | T/A | プラント停止中に集中して行う大規模点検 |
計装系用語(30語)¶
| 日本語 | English | 略語 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 伝送器 | Transmitter | TX | プロセス変数を 4-20mA 等の標準信号に変換する機器 |
| 変換器 | Converter / Transducer | — | 信号の種類・スケールを変換する機器 |
| 配管計装図 | Piping and Instrumentation Diagram | P&ID | 配管・バルブ・計装機器の系統を示す図面 |
| プロセス変数 | Process Variable | PV | 制御対象の物理量(温度・圧力・流量等) |
| 設定値 | Set Point | SP | 制御目標値 |
| 操作量 | Manipulated Variable | MV | コントローラが制御弁などに出力する制御信号 |
| 分散制御システム | Distributed Control System | DCS | 工場全体のプロセス制御を分散して行うシステム |
| 安全計装システム | Safety Instrumented System | SIS | 危険状態を検出し安全側に動作させる独立した制御系 |
| 安全完全性レベル | Safety Integrity Level | SIL | SIS の信頼性・安全性のレベル(SIL 1〜4。安全計装 SIS/SIL参照) |
| 最終要素 | Final Element | — | 制御弁・電磁弁など制御出力を受ける機器 |
| フィールドバス | Fieldbus | — | フィールド機器とコントローラを接続するデジタル通信 |
| HART | Highway Addressable Remote Transducer | HART | 4-20mA にデジタル信号を重畳する通信プロトコル |
| Foundation Fieldbus | Foundation Fieldbus | FF | 全デジタルのフィールドバスプロトコル |
| Modbus | Modbus | — | シリアル通信のシンプルなプロトコル |
| NAMUR | NAMUR | — | プロセス産業のオートメーション技術ユーザー協会(ドイツ)。NE 勧告(NE43 等)を発行する |
| ループ図 | Loop Diagram | — | 1 制御ループの接続を詳細に示した図面 |
| 校正 | Calibration | — | 測定器の指示値を基準に合わせる作業 |
| ゼロトリム | Zero Trim | — | 入力ゼロ時の出力を 4mA(0%)に合わせる調整 |
| スパン | Span | — | 測定範囲の最大値 - 最小値 |
| ドリフト | Drift | — | 時間経過による指示値のずれ |
| 電流ループ | Current Loop | — | 4-20mA を使ったアナログ信号伝送方式(電流帯の区分は計装基礎が正典) |
| ソースモード | Source Mode | — | ループキャリブレーターが電流を出力するモード |
| シンクモード | Sink Mode | — | 外部電源からの電流を受けて測定するモード |
| ポジショナー | Positioner | — | 制御弁の開度を制御信号に合わせるフィードバック装置 |
| デッドウェイトテスター | Dead Weight Tester | DWT | 分銅の重力を利用した圧力一次標準器 |
| ループキャリブレーター | Loop Calibrator | — | 4-20mA の信号を発生・測定する携帯型校正器 |
| レンジャビリティ | Rangeability | — | 流量計等の測定範囲の広さ(最大 / 最小流量比) |
| タイムアウト | Time-Out | — | 通信や制御が規定時間内に完了しない場合の処理 |
| アラーム | Alarm | — | 異常検知時の警報信号 |
| トリップ | Trip | — | 異常時に設備を緊急停止させる動作 |
防爆用語(10語)¶
| 日本語 | English | 略語 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 防爆 | Explosion Protection | Ex | 爆発性雰囲気での点火を防ぐための構造・方式 |
| 危険場所 | Hazardous Area | — | 爆発性ガスまたは粉塵が存在する可能性のある場所 |
| Zone 0 | Zone 0 | — | 爆発性雰囲気が連続して存在する場所 |
| Zone 1 | Zone 1 | — | 爆発性雰囲気が断続的に生じる可能性のある場所 |
| Zone 2 | Zone 2 | — | 爆発性雰囲気が生じる可能性が低い場所 |
| 耐圧防爆 | Flameproof | Ex d | 内部爆発を封じ込め外部に火炎を伝えない構造 |
| 安全増防爆 | Increased Safety | Ex e | スパーク・高温部を排除した構造 |
| 本質安全防爆 | Intrinsic Safety | Ex ia/ib | 回路エネルギーを点火能力以下に制限する方式 |
| 温度クラス | Temperature Class | T1〜T6 | 機器の最高表面温度を分類(T6 が最も低温:85℃。対応表は防爆照明が正典) |
| ガスグループ | Gas Group | IIA/IIB/IIC | 爆発性ガスを点火のしやすさで分類。IIC が最も点火感度が高い(防爆参照) |
根拠¶
本ページが正典の範囲¶
本ページは用語の和英対応と1行定義のみの正典です。数値・条文・判定基準は各正典ページが持ち、本ページの定義に数値が含まれる場合は正典リンクを併記します(定義のずれは全ページに波及するため、正典と食い違う定義を書かないことを最優先とします)。
一次照合済みの条項号(e-Gov 法令 API 照合)¶
- 「電路」の定義: 電気設備に関する技術基準を定める省令(平成9年通商産業省令第52号)第1条第一号「『電路』とは、通常の使用状態で電気が通じているところをいう。」を e-Gov 法令 API の現行条文で逐語確認。あわせて同条第九号「電線路」(電線+支持・保蔵する工作物)が別の定義語であることも確認
是正の記録(2026-08-06)¶
- 「電路=ケーブルが通る物理的経路(ラック・管路)」の定義を是正: 電技省令第1条第一号の法令定義(通常の使用状態で電気が通じているところ)と食い違っていた。省令第58条「低圧電路の絶縁抵抗」等の法令記述を物理経路の意味で読むと誤読になるため、法令定義を第一義とし、現場での「物理経路」の用法(本Wikiの「電路設計」ページ等)は併記に格下げした
- 「NAMUR=計装機器標準化団体」を是正: NAMUR はプロセス産業のオートメーション技術ユーザー協会であり、標準化機関ではない(NE は「勧告」)
- 「ガスグループ=最小点火エネルギーで分類。IIC が最も危険」を是正: 分類指標を単一の物性値に断定せず「点火のしやすさで分類」とし、「危険」ではなく「点火感度が高い」に変更(防爆の記述と整合)
- 数値を含む定義に正典リンクを追加: 温度クラス(T6=85℃→防爆照明)・SIL 1〜4(→安全計装 SIS/SIL)・電流ループ/ループ電源 24V(→計装基礎)
正典と全数照合した結果(ずれ無しを確認した定義)¶
上記の是正以外の定義は、2026-08-06 に各正典ページ(計装基礎・防爆・防爆照明・安全計装 SIS/SIL・絶縁管理)と突き合わせ、食い違いがないことを確認しました。
二次資料で一致を確認(原本未照合)¶
- NAMUR の組織性格(ユーザー協会)は NAMUR 公式サイトの自己紹介文と複数の計装メーカー資料で一致を確認(定款等の原文は未照合)
- Zone 0/1/2・防爆構造記号(Ex d/e/ia/ib)・温度クラスの各定義は IEC 60079 系規格の原本未照合(本Wiki内の照合状態は防爆・防爆照明の根拠節による)
限界の明示¶
- 英語表記・略語は現場・メーカーで揺れがある(例: 漏電遮断器の ELCB/RCCB/ELB、短絡電流の Is/Isc)。本表は代表的な表記であり、図面・仕様書ではその文書の凡例・定義が優先
- 本表の1行定義は入口であり、設計・判定に使う数値はリンク先の正典で確認すること
正典参照¶
| 項目 | 正典 |
|---|---|
| 4-20mA・HART・フィールドバスの数値 | 計装基礎 |
| 防爆構造・ガスグループ・Zone | 防爆 |
| 温度クラスと最高表面温度の対応表 | 防爆照明 |
| SIL・安全計装 | 安全計装 SIS/SIL |
| 絶縁抵抗の法定値・実務管理値 | 絶縁管理 |
| 用語の根拠となる規格の一覧 | 規格一覧 |
照合日: 2026-08-06(電技省令第1条の定義を e-Gov 法令 API で逐語照合、全定義を上記正典ページと突き合わせ)。
条文リンク(e-Gov 法令検索・2026-09-18 閲覧)¶
本節で引用した条文の所在です。e-Gov のリンクは現行条文で、2026-09-18 に e-Gov 法令 API(v1)で取得した本文と本節の引用内容が一致することを再確認しました。アンカー ID は e-Gov 法令 API の XML 階層(章・節・款)から算出しています。ただし e-Gov は読み込み直後に該当条まで自動でスクロールしないことがあります。その場合は画面左の目次または法令内検索で条番号へ移動してください。
関連ページ¶
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