電技解釈 第164条 — ケーブル工事¶
📜 一次ソース確認のお願い(2026-05-10)
本ページは電気設備の技術基準の解釈(経済産業省が省令の解釈として示すもの)を学習用に整理したものです。電技解釈は eGov 法令API に登録されていないため、本Wikiの品質保証は wiki内クロスリファレンスと過去問データベース(kakomon.yml)への照合に依存しています。重要な実務判断や試験直前の最終確認は、必ず経産省公式の最新告示PDF(電気設備の技術基準の解釈)に当たってください。誤記を発見された場合は GitHub Issues でご連絡ください。
📊 試験対策メタ
- 出題頻度: —(過去14年で出題なし)
- 重要度: C(基本)
- 直近出題:
ケーブル工事は 点検できない隠ぺい場所を含む全場所で使用可能 な最も汎用性の高い工事方法。支持点間隔は 2m以下。鋼管等の防護管を使う場合は接地工事が必要。
⚡ 5秒で思い出す¶
- ケーブル工事 = 施設場所の制限がない唯一の工事(第149条参照)
- 支持点間隔: 2m以下(ケーブルが自重で垂れ下がらない間隔)
- 防護管(鋼管等)使用時: 接地工事が必要
- ケーブルの種類: VVF・VVR・CVT・MI等
- 露出・管収め・ケーブルラック等、多様な施設方法が選択できる
セルフチェック: ケーブルを鋼管等の防護管に収めて施設する場合、何の工事が必要か?
接地工事。鋼管(金属管)はケーブルの絶縁破壊が起きると帯電するリスクがある。金属管工事と同様の理由で、防護管に接地(D種)を施すことが必要。ただし「ケーブル工事」の扱いは変わらない。
📋 条文の概要¶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条文 | 電技解釈 第164条 |
| 適用施設場所 | 全場所(展開・点検可隠ぺい・点検不可隠ぺい、乾燥・湿気問わず) |
| 支持点間隔 | 2m以下(垂直に施設する場合は6m以下の場合あり) |
| 防護管使用時 | 金属製の防護管には接地工事を施す |
| 使用するケーブル | VVF・VVR・CVT・EM-CE・MI等 |
ひっかけ:ケーブルを「管に通せばすべて金属管工事」ではない
ケーブルを金属管や防護管に通して施設する場合も「ケーブル工事」に分類される。金属管工事は絶縁電線を収める工事。ケーブルを使った時点でケーブル工事。名称を混同しない。
🔌 ケーブルの種類と用途¶
暗記の核心:なぜケーブルが全場所に使えるか
ケーブルは絶縁層の外側にさらに外装(シース)を持つ構造。このシースが機械的損傷・湿気・腐食から絶縁層を守る。 絶縁電線はシースがなく、管やがいし等の保護手段が別途必要。ケーブルは自己完結した保護構造を持つため、どの施設場所にも適用できる。
| ケーブル種類 | 主な用途 |
|---|---|
| VVF(600V ビニル絶縁ビニルシース平型) | 一般住宅の屋内配線 |
| VVR(600V ビニル絶縁ビニルシース丸型) | 一般屋内配線(丸型) |
| CVT(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシース) | 動力設備・幹線 |
| MI(ミネラルインシュレーション) | 高温場所・防爆設備 |
📐 施設方法の種類¶
| 施設方法 | 概要 | 注意点 |
|---|---|---|
| 直接露出施設 | ケーブルを直接壁・天井等に固定 | 支持点間隔2m以下 |
| 管(防護管)に収める | 鋼管・PF管等にケーブルを通す | 金属管の場合は接地必要 |
| ケーブルラック | ラック(棚状の支持物)に並べる | 大量配線に向く |
| コンクリート埋設 | コンクリート内に直接埋設 | 点検不可の隠ぺい場所 |
出題予測
「支持点間隔2m以下」と「防護管使用時の接地」が主な出題ポイント。 第149条の工事種類一覧表との組み合わせで「点検不可の隠ぺい場所に使える工事は?」という形でも出題される。
🕳️ 頻出落とし穴¶
- 🔴 ケーブルを鋼管に通しても「金属管工事」と答える → ケーブルを使う時点でケーブル工事。電線の種類で工事名が決まる
- 🔴 防護管(鋼管)に接地が不要と思う → 金属製防護管は帯電リスクあり。接地工事(D種)が必要
- 🟡 支持点間隔が「2m以下」を「2m以上」と逆に記憶 → 2m以下(間隔は短いほど垂れ下がりを防げる)
- 🟢 ケーブル工事が最も制約の少ない工事であることを忘れる → 第149条の表でケーブル工事だけが全○。試験で「どの場所にも使える工事は?」の答えはケーブル工事
📝 過去問実績¶
| 年度 | 問 | 形式 | 論点 |
|---|---|---|---|
| — | — | — | _data/kakomon.yml(H23〜R07下・全247問)に解釈第164条の出題は登録なし |
旧版は「R04上(問番号なし)」「H28頃」という問番号を特定できない行を実績として載せていたが、SoT に裏付けが無い。実績の主張を撤回する(honest-hold)。第156条の工事種類表と組み合わせて問われる可能性は残る。
R08 出題予測
出題頻度は低め(★★☆☆☆)だが、第149条の工事種類表と組み合わせた出題が多い。 「全場所に使える = ケーブル工事」という判断を素早くできるよう練習する。 支持点間隔2mと防護管の接地の2点を確実に押さえる。
📒 解いたら記録 → 間違えたら間違えノートへ(PDCAを回す)¶
各過去問の「理解した/曖昧/間違えた」ボタンで解答結果を残せます
上の過去問の各ブロック下に出る 理解度ボタン(〇理解した/△曖昧/×間違えた) とメモ欄で、解いた結果がブラウザの localStorage に保存されます(Do→Check)。
- ×間違えた を押した問題は間違えノートに 自動集約 され、間違えた問題だけ抽出して再演習できる(Check→Act)
- メモ欄に「なぜ間違えたか」を残すと、次回復習時に文脈ごと復元される
- 同一オリジン(kfurufuru.github.io)配下なので、本Wiki/法規Wiki/理論Wiki のチェック記録は すべて同じ間違えノートに集約(横断PDCA)
🔗 関連ページ¶
- 低圧配線の施設場所 第149条 — ケーブル工事が全場所○である理由と一覧表
- 金属管工事 第159条 — 絶縁電線を管に収める場合の工事方法
📜 監修ログ¶
- 2026-08-29 監査是正: 過去問実績の「R04上(問番号なし)/H28頃」を撤回。SoT に解釈第164条の出題は登録が無い(honest-hold)。新設ゲート
scripts/check_kakomon_citations.pyが検出。
最終確認: 2026-04-20 | ステータス: v1.0 | バージョニング基準