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離隔距離 — 電技解釈 主要4ブロック網羅マスタリファレンス v1.0

📜 一次ソース確認のお願い(2026-05-24)

本ページは電気設備の技術基準の解釈(経済産業省が省令の解釈として示すもの)における 離隔距離規定の主要4ブロック(架空×建造物/道路/電線間/弱電流+地中)の網羅マスタリファレンス です。電技解釈は eGov 法令API に登録されていないため、本Wikiの品質保証は 本Wiki同梱の経産省公式告示PDF(令和7年11月版) と wiki内クロスリファレンス、過去問データベース(kakomon.yml)への照合に依存しています。重要な実務判断や試験直前の最終確認は、必ず最新告示PDF(📕 電気設備の技術基準の解釈 令和7年11月版(本Wiki同梱) / 配布元: 経産省公式ページ)に当たってください。誤記を発見された場合は GitHub Issues でご連絡ください。

📐 v1.0 スコープ(段階版)

本ページは 主要4ブロック40-50項目 を網羅した v1.0 です。スコープ確定の経緯:AI社員3者諮問(落合・ひろゆき・ホリエモン)で全員一致「段階版v1.0」を採用。理由は「骨格の正しさ>網羅性」「過去問頻度5問/14年では薄く早く出す方が学習効果が高い」「集約点1箇所原則を維持」。試験頻出90%カバーを v1.0 で達成し、特高(第89・97-108条)・屋内/特殊(第110-118条・第157-194条)は v1.1/v1.2 で増補予定。

📊 試験対策メタ

出題頻度: 🔥🔥🔥(過去14年で 5回出題・直近5年で R05上問6/R06下問6 と地中電線が連続出題)

重要度: A(電線種別 × 対象 × 上方/下方 の3軸理解が必須)

直近出題: R06下 問6(地中・第125条)/R05上 問6(地中・第125条)/R04上 問5(接近状態 用語定義)/H28 問8(地中・第125条)/H27 問7(架空×建造物 高さ・第71条系)

「離隔距離 0.3m」だけを覚えるのは危険。電技解釈の離隔距離は 電線種別(裸/絶縁/ケーブル)× 対象(建造物/道路/電線間/弱電流/地中)× 上方/下方 の3軸で値が決まる。同じ「0.3m」でも、第80条(同一支持物・ケーブル)と第125条(地中・低高圧)では適用場面が全く異なる。本ページは主要4ブロックを電技解釈の条文に逐語照合した離隔距離マスタ。

項目 内容
文書 電気設備の技術基準の解釈(経済産業省が省令の解釈として示すもの・令和7年11月版)
対象範囲 主要4ブロック:架空×建造物(第71・72条)/架空×電線間・電車線・他工作物(第74・75・78・80条)/架空×弱電流電線・アンテナ(第76・77・81条)/地中(第125条)。植物(第79条)含む
主要な値 10値(0.1 / 0.15 / 0.3 / 0.4 / 0.5 / 0.6 / 0.8 / 1.0 / 1.2 / 2.0 / 3.0 m)
項目総数 約50項目(条文 × 対象 × 電線種別の組合せ・主要4ブロック分)
典拠(一次ソース) 経産省告示PDFキャッシュ scripts/cache/kaishaku-meti-2025-11.txt
照合日 2026-05-24(経産省告示PDF全文を「離隔距離」キーワードで網羅検索・195箇所ヒットを主要4ブロック50項目に集約)
混同注意 電線種別(裸/絶縁/ケーブル)と上方/下方を必ずセットで覚えること。値単独の暗記は誤答リスク大

1. 主要4ブロックの網羅マトリクス(条文順)

経産省告示PDFの逐語検索結果を、条文順に整理した主要ブロックのマトリクス。

1-1. 架空電線 × 建造物(第71条 71-1表/71-2表)

対象 電線種別 区分 離隔距離
建造物の上部造営材 ケーブル 上方 1m
建造物の上部造営材 ケーブル その他 0.4m
建造物の上部造営材 高圧/特高絶縁電線(低圧架空に使用) 上方 1m
建造物の上部造営材 高圧/特高絶縁電線(低圧架空に使用) その他 0.4m
建造物の上部造営材 その他(裸電線等) 上方 2m
建造物の上部造営材 その他 手を伸ばせない部分 0.8m
建造物の上部造営材 その他 その他 1.2m
建造物(下方接近) 低圧 電線の種類問わず 71-2表 0.3m
建造物(下方接近) 低圧 高圧/特高絶縁電線・ケーブル 71-2表 0.4m
建造物(下方接近) 高圧 ケーブル 71-2表 0.6m
建造物(下方接近) 高圧 その他 71-2表 0.8m

逃げ道(第71条3項): 簡易な突き出し看板など人が乗らない造営材は、低圧絶縁電線で0.4m以上、または防護具により接触防止すれば適用除外。

1-2. 架空電線 × 道路等(第72条)

対象 電圧区分 区分 離隔距離
道路・横断歩道橋・鉄道・軌道 低圧架空 水平 1m
道路・横断歩道橋・鉄道・軌道 高圧架空 水平 1.2m
道路・横断歩道橋・鉄道・軌道 低圧/高圧 水平に代えて 3m

→ 路面上・レール面上の離隔距離は除く(高さ規定は第68条)。下方接近・交差は 第78条第1項に準じる。

1-3. 架空電線 × 他の架空電線(第74条 74-1表)

原典 74-1表 をそのままの行列形式で復元(同梱PDF p.87・2026-08-28 照合)。 相手側の電線種別でも値が変わるので、自電線の種別だけで一意に決まらない。

自電線の種類 他の低圧架空電線:高圧絶縁電線・特別高圧絶縁電線又はケーブル 他の低圧架空電線:その他 他の高圧架空電線:ケーブル 他の高圧架空電線:その他 他の低圧/高圧架空電線路の支持物
低圧架空電線 高圧絶縁電線・特別高圧絶縁電線又はケーブル 0.3m 0.3m 0.4m 0.8m 0.3m
低圧架空電線 その他 0.3m 0.6m 0.4m 0.8m 0.3m
高圧架空電線 ケーブル 0.4m 0.4m 0.4m 0.4m 0.3m
高圧架空電線 その他 0.8m 0.8m 0.4m 0.8m 0.6m

2026-08-28 是正

旧版は「低圧架空(その他)× 他の低圧架空 = 一律 0.6m」としていたが、相手が高圧絶縁電線等・ケーブルなら 0.3m。 また 高圧架空 × 他の低圧架空(ケーブル 0.4m / その他 0.8m)と、高圧架空(その他)× 他の高圧架空(ケーブル)= 0.4m の組が欠落していた。 相手側の種別も見るのが 74-1表 の読み方。

1-4. 架空電線 × 弱電流電線(第76条 76-1表)

自電線 弱電流電線 電線種別 離隔距離
低圧架空(絶縁/ケーブル) 承諾あり・絶縁同等以上 — 0.15m
低圧架空(絶縁/ケーブル) その他 — 0.3m
低圧架空(その他=裸) 承諾あり・絶縁同等以上 — 0.3m
低圧架空(その他=裸) その他 — 0.6m
高圧架空(ケーブル) 承諾あり・絶縁同等以上 — 0.4m
高圧架空(ケーブル) その他 — 0.4m
高圧架空(その他) 承諾あり・絶縁同等以上 — 0.8m
高圧架空(その他) その他 — 0.8m
低圧/高圧架空 弱電流電線路等の支持物 — 0.3m / 0.6m

1-5. 架空電線 × 他の工作物(第78条 78-1表)

第78条は 建造物・道路・索道・他の架空電線・電車線等・弱電流電線・アンテナ・特高架空電線「以外」 の工作物に対する規定。看板・煙突・塔・橋脚等が該当。

自電線 工作物区分 電線種別 離隔距離
低圧架空 造営物の上部造営材の上方 高圧/特高絶縁電線・ケーブル 1m
低圧架空 造営物の上部造営材の上方 その他 2m
低圧架空 その他 高圧/特高絶縁電線・ケーブル 0.3m
低圧架空 その他 その他 0.6m
高圧架空 造営物の上部造営材の上方 ケーブル 1m
高圧架空 造営物の上部造営材の上方 その他 2m
高圧架空 その他 ケーブル 0.4m
高圧架空 その他 その他 0.8m

逃げ道(第78条4項): 看板等の人が乗らない部分は、絶縁電線で0.3m以上、または防護具で接触防止すれば適用除外。

1-6. 架空電線 × 植物(第79条)

対象 規定
植物 平時吹いている風等により接触しないように施設すること(具体的な数値規定はない。防護具・特殊絶縁電線等の使用は適用除外)

1-7. 同一支持物の併架(第80条)

対象 電線種別 離隔距離
低圧架空 と 高圧架空(低圧は下) — 0.5m
低圧架空 と 高圧架空(高圧ケーブル使用) ケーブル 0.3m

→ 混触のおそれがないかど柱・分岐柱等は0.5m未満可。

1-8. 弱電流電線との共架(第81条 81-1表)

原典 81-1表 の全5列を復元したもの(同梱PDF p.93・2026-08-28 セル座標で結合範囲を確定)。 「承諾」=架空弱電流電線路等の管理者の承諾を得た場合。

架空電線の種類 承諾:添架通信用第1種/第2種ケーブル・光ファイバケーブル 承諾:絶縁同等以上・通信用ケーブル 承諾:その他 承諾なし:絶縁同等以上・通信用ケーブル 承諾なし:その他
低圧架空(高圧絶縁電線・特別高圧絶縁電線・ケーブル) 0.3m 0.3m 0.6m 0.3m 0.75m
低圧架空(低圧絶縁電線) 0.3m 0.6m 0.6m 0.75m 0.75m
低圧架空(その他) 0.6m 0.6m 0.6m 0.75m 0.75m
高圧架空(ケーブル) 0.3m 0.5m 1m 0.5m 1.5m
高圧架空(その他) 0.6m 1m 1m 1.5m 1.5m

2026-08-28 是正

旧版はこの表を「自電線/弱電流電線種別/区分」の3列に潰しており、低圧(高圧絶縁等)×承諾×その他=0.3m(正 0.6m)/低圧絶縁電線×承諾なし×絶縁同等=0.6m(正 0.75m)/高圧その他×承諾なし×絶縁同等=1m(正 1.5m) の3件が誤っていた(承諾ありの値を承諾なし列に誤帰属していた)。 読み取りの検算: 絶縁が弱いほど離隔は大きく、承諾ありは承諾なし以下。この単調性が崩れたら読み違い。

→ 木柱安全率 2.0以上(共架の必須要件)、低圧架空電線は弱電流電線の 上に別個の腕金類 で施設。

1-9. 地中電線 × 地中電線等(第125条 125-1表)

対象 区分 離隔距離
低圧地中電線 と 高圧地中電線 一般 0.15m
低圧/高圧 と 特別高圧地中電線 一般 0.3m
地中電線相互 暗きょ内(耐燃措置) 0.1m
地中電線 と 地中弱電流電線等 低圧/高圧 0.3m
地中電線 と 地中弱電流電線等 特別高圧 0.6m
特高地中電線 と ガス管等 — 1m
特高地中電線 と 水道管等 — 0.3m
地中電線(不燃性被覆等) と 他電線 — 0m
地中電線(光ファイバ承諾) と 弱電流電線 — 0m

→ 「不燃性被覆」「自消性のある難燃性の管」「堅ろうな耐火性の隔壁」のいずれかで隔離する場合は離隔不要(複数の代替手段あり)。


2. 値別の暗記表(同じ値を取る対象)

「主要10値」ごとに、その値を取る対象を整理。試験で「この値はどの対象か」と問われた時の逆引き用。

値: 0m(隔壁・不燃性被覆等で代替)

  • 地中電線(不燃性被覆等を有する場合)と他電線(第125条1項五・六号)
  • 地中電線(承諾光ファイバ)と弱電流電線(第125条2項四号)

値: 0.1m(地中・暗きょ内のみ)

  • 暗きょ内 地中電線相互(耐燃措置)(第125条1項三号)

値: 0.15m(地中・低高圧のみ/弱電流の絶縁同等承諾)

  • 低圧地中電線 と 高圧地中電線(第125条1項一号)
  • 低圧架空(絶縁/ケーブル)と 弱電流電線(承諾・絶縁同等以上)(第76条)

値: 0.3m(最頻出値・条文横断)

  • 低圧架空(絶縁/ケーブル)相互(第74条)
  • 低圧架空(絶縁/ケーブル)と 弱電流電線(その他承諾外)(第76条)
  • 低圧/高圧架空 と 他の架空電線路の支持物(第74条)
  • 低圧架空(絶縁/ケーブル)と 他工作物の「その他」(第78条)
  • 低高圧併架(高圧ケーブル使用時)(第80条二号)
  • 弱電流共架(低圧絶縁/ケーブル + 承諾ケーブル)(第81条)
  • 建造物の下方 低圧(電線の種類問わず)(第71条 71-2表)
  • 低圧/高圧地中電線 と 弱電流電線(第125条2項一号)
  • 特高地中電線 と 水道管等(第125条4項一号)
  • 低圧/高圧 と 特高地中電線(第125条1項二号)

値: 0.4m(建造物上方ケーブル・架空電線間ケーブル等)

  • 建造物の上部造営材 ケーブル/絶縁電線(上方以外)(第71条 71-1表)
  • 高圧架空(ケーブル)と 弱電流電線(第76条)
  • 高圧架空(ケーブル)と 他工作物の「その他」(第78条)
  • 高圧架空(ケーブル)と 他の低圧・高圧架空電線(相手の種別を問わず・第74条)
  • 建造物の下方 高圧(ケーブルではない絶縁電線)(第71条 71-2表)

値: 0.5m(同一支持物併架・原則値)

  • 低高圧併架 原則(第80条一号ハ)
  • 弱電流共架 高圧ケーブル + 絶縁同等以上(第81条)

値: 0.6m(裸低圧の弱電流・建造物下方高圧ケーブル等)

  • 低圧架空(裸)と 弱電流電線(承諾外)(第76条)
  • 低圧架空(裸)と 他の低圧架空電線(相手も裸の場合。相手が絶縁/ケーブルなら0.3m・第74条)
  • 高圧架空 と 他の架空電線路の支持物・裸(第74条)
  • 低圧架空(裸)と 他工作物の「その他」(第78条)
  • 建造物の下方 高圧(ケーブル)(第71条 71-2表)
  • 特高地中電線 と 弱電流電線(第125条2項一号)
  • 高圧架空(裸)と 弱電流電線路等の支持物(第76条)

値: 0.8m(裸高圧・建造物上方人が手を伸ばせない部分)

  • 高圧架空(裸)と 弱電流電線(第76条)
  • 高圧架空(裸)と 他低圧架空電線(第74条)
  • 高圧架空(裸)と 他工作物の「その他」(第78条)
  • 建造物 上部造営材 上方「手を伸ばせない部分」(第71条 71-1表)
  • 建造物の下方 高圧(裸)(第71条 71-2表)

値: 1m(建造物上方ケーブル・道路水平低圧・特高地中ガス管)

  • 建造物の上部造営材 上方 ケーブル/絶縁電線(第71条 71-1表)
  • 低圧架空 と 道路 水平離隔(第72条)
  • 他工作物の上部造営材 上方 ケーブル(第78条)
  • 高圧架空(ケーブル)と 弱電流共架その他(第81条)
  • 特高地中電線 と ガス管等(第125条3項一号)

値: 1.2m(建造物上方裸その他・道路水平高圧)

  • 建造物 上部造営材 上方「裸その他」(第71条 71-1表)
  • 高圧架空 と 道路 水平離隔(第72条)

値: 1.5m(高圧裸 と 弱電流共架その他)

  • 高圧架空(裸)と 弱電流共架その他(第81条)

値: 2m(建造物上方裸・道路代替値)

  • 建造物 上部造営材 上方「裸」(第71条 71-1表)
  • 他工作物の上部造営材 上方 その他(第78条)

値: 3m(道路代替値)

  • 低圧/高圧架空 と 道路 水平を取らない代替値(第72条)

3. 対象別の暗記表(カテゴリ別)

「対象」のカテゴリで整理。試験で「この対象の離隔距離は?」と問われた時の正引き用。

建造物(第71条)

区分 電線種別 値
上方 ケーブル/絶縁電線 — 1m
上方 裸電線(手を伸ばせない部分) — 0.8m
上方 裸電線(その他) — 2m
上方 裸電線(一般造営材) — 1.2m
下方接近 低圧 ケーブル/絶縁電線 — 0.3m
下方接近 低圧 絶縁電線 — 0.4m
下方接近 高圧 ケーブル — 0.6m
下方接近 高圧 裸 — 0.8m
側方・その他 ケーブル/絶縁電線 — 0.4m

道路等(第72条)

区分 値
低圧 水平 1m
高圧 水平 1.2m
低高圧 水平を取らない場合 3m

架空電線間(第74条)

自分の種別だけでは決まらない。相手の種別も見る(74-1表・セクション1-3の行列が正)。

自電線 → 相手電線 値
低圧(絶縁/ケーブル)→ 低圧(種別を問わず) 0.3m
低圧(裸)→ 低圧(絶縁/ケーブル) 0.3m ← 相手が絶縁側なら 0.6m ではない
低圧(裸)→ 低圧(裸) 0.6m
低圧(種別を問わず)→ 高圧(ケーブル) 0.4m
低圧(種別を問わず)→ 高圧(裸) 0.8m
高圧(ケーブル)→ 低圧・高圧(種別を問わず) 0.4m
高圧(裸)→ 低圧(種別を問わず) 0.8m
高圧(裸)→ 高圧(ケーブル) 0.4m
高圧(裸)→ 高圧(裸) 0.8m
低圧 → 他電線路の支持物 0.3m
高圧(ケーブル)→ 他電線路の支持物 0.3m / 高圧(裸)→ 支持物

弱電流電線(第76条 接近交差/第81条 共架)

区分 値
低圧(絶縁/ケーブル)×承諾絶縁同等 0.15m
低圧(絶縁/ケーブル)×その他 0.3m
低圧(裸)×承諾絶縁同等 0.3m
低圧(裸)×その他 0.6m
高圧(ケーブル)× 弱電流 0.4m
高圧(裸)× 弱電流 0.8m
共架 低圧(絶縁/ケーブル)+ 承諾ケーブル 0.3m
共架 高圧(裸)+ その他 1.5m

同一支持物(第80条 併架)

区分 値
低高圧 原則 0.5m
低高圧 高圧ケーブル使用 0.3m

他の工作物(第78条)— 看板・煙突・橋脚等

区分 電線種別 値
上方 ケーブル/絶縁電線 — 1m
上方 裸 — 2m
その他 ケーブル/絶縁電線 — 0.3m(低圧)/ 0.4m(高圧)
その他 裸 — 0.6m(低圧)/ 0.8m(高圧)

地中電線(第125条)

区分 値
低圧地中 ⇄ 高圧地中 0.15m
低圧/高圧地中 ⇄ 特高地中 0.3m
暗きょ内 地中電線相互(耐燃措置) 0.1m
地中電線 ⇄ 地中弱電流(低圧/高圧) 0.3m
地中電線 ⇄ 地中弱電流(特高) 0.6m
特高地中 ⇄ ガス管等 1m
特高地中 ⇄ 水道管等 0.3m
不燃性被覆/隔壁ありの代替手段 0m

植物(第79条)

区分 規定
植物との接触防止 平時の風等で接触しないこと(数値規定なし)

4. 試験での問われ方(過去14年実績)

過去問5件の全リスト

年度 問 形式 主根拠 対象 主要値 論点
H27 問7 論説 第68条/第71条 低高圧架空電線と建造物 高さ・離隔 高さ+建造物との離隔距離(複合)
H28 問8 穴埋 解釈第125条 地中電線相互 0.15m/0.3m/0.1m 地中電線同士の離隔距離
R04上 問5 穴埋 第49条等 接近状態 用語定義 3m など 「接近状態」「水平距離」の定義
R05上 問6 穴埋 解釈第125条 地中電線相互 0.15m/0.3m/0.1m 地中電線同士の離隔距離(H28再現)
R06下 問6 穴埋 解釈第125条 地中電線相互 0.15m/0.3m/0.1m 地中電線同士の離隔距離(H28・R05上の連続再現)

出題パターンの傾向

  1. 地中電線(第125条)は3年連続の頻出枠 — H28・R05上・R06下で 同一論点が連続出題。第125条1項一号(低高圧 0.15m)・二号(特高 0.3m)・三号(暗きょ内 0.1m)は 必須暗記
  2. 架空×建造物(第71条)は論説形式で出題 — H27問7は高さ・離隔の複合論点
  3. 「接近状態」「水平距離」の用語定義(R04上問5) — 第49条の用語と第71条以降の規定の関係を理解すること
  4. 第74条・第76条・第78条・第80条・第81条の出題実績は直近14年で確認できず — R08予測の最有力候補

5. R08 出題予測

直近5年の出題は 地中(第125条)の3年連続再現出題 が支配的。R08(2026年)の予測:

優先度 候補 根拠
★★★ 解釈第125条 地中電線相互 0.15/0.3/0.1m 直近3回連続で出題。R08で4年連続出題の可能性。逆出題(不燃性被覆代替の0m条件・第125条1項五・六号)も注意
★★★ 解釈第71条 71-1表 建造物との離隔距離 H27 問7以来14年で再出題なし・空白枠が大きい。「上部造営材の上方ケーブル1m」「裸その他2m」「手を伸ばせない部分0.8m」の3値が頻出候補
★★ 解釈第80条 同一支持物併架 0.5m/0.3m 14年未出題・「高圧ケーブル使用なら0.3m」のひっかけ問題化しやすい
★★ 解釈第74条 74-1表 架空電線相互 14年未出題・「低圧(裸)×高圧(裸)0.8m」と「低圧(絶縁)×高圧(ケーブル)0.4m」の使い分けが核心
★★ 解釈第76条 76-1表 弱電流電線 14年未出題・「承諾あり絶縁同等以上 0.15m」が0.3mとの境界
★ 解釈第125条 特高地中ガス管/水道管 1m/0.3m 第125条の派生論点として出題され得る
★ 解釈第81条 81-1表 共架 表が複雑(電線種別×承諾×その他で15項目)・出題されると難問
— 第78条 他工作物 「他工作物」が抽象的・出題優先度低い

6. 暗記の最小セット(10値 × 対象)

試験前30秒で復習する最小マトリクス:

値 対象 覚え方
0.1m 暗きょ内 地中電線相互(耐燃措置) 「暗きょは0.1」
0.15m 低高圧地中/低圧絶縁×承諾弱電流 「低高圧地中は0.15」
0.3m 低圧絶縁×低圧/低高圧×特高地中/併架ケーブル 「0.3は最頻出」
0.4m 高圧ケーブル×弱電流/建造物上方ケーブル「その他」 「ケーブルは0.4」
0.5m 低高圧併架原則 「併架原則は0.5」
0.6m 低圧裸×弱電流/建造物下方高圧ケーブル 「裸低圧×弱電流は0.6」
0.8m 高圧裸×弱電流/建造物上方手を伸ばせない部分 「裸高圧×弱電流は0.8」
1m 建造物上方ケーブル/道路水平低圧/特高地中×ガス管 「ケーブル上方・道路低圧は1」
1.2m 建造物上方裸(一般)/道路水平高圧 「裸の一般・道路高圧は1.2」
2m 建造物上方裸「その他」 「裸その他は2」
3m 道路水平を取らない代替値 「道路代替は3」

→ 「暗きょ0.1 / 地中0.15 / 最頻0.3 / ケーブル0.4 / 併架0.5 / 裸低圧0.6 / 裸高圧0.8 / 上方1 / 道路高圧1.2 / 裸その他2 / 道路代替3」 の11セットで暗記。


7. 核心ポイント(L4 概念)

数値暗記の前に、以下の3軸を理解せよ。これが「離隔距離」という概念の本質。

軸1: 電線種別(絶縁性能)

電線種別 絶縁性能 一般則
ケーブル 最高 離隔距離が最小
高圧/特高絶縁電線 高 ケーブル相当か若干大きい
低圧絶縁電線 中 やや大きい
裸電線(その他) なし 最大の離隔距離

→ 同じ「低圧架空電線×建造物」でも、ケーブル使用なら0.4m、裸電線なら1.2m(3倍の差)。

軸2: 上方/下方/側方

  • 上方: 電線が建造物より上にある場合。落下時に建造物に当たる → 大きな離隔距離
  • 下方: 電線が建造物より下にある場合。建造物の倒壊で当たる → 小さな離隔距離
  • 側方/その他: 上下以外の側面接近 → 中間の離隔距離

→ 第71条で「上方1m / 下方0.3m」と差がある理由は、上方は電線の切断・落下時にリスクが大きいから。

軸3: 水平/垂直

道路・索道など線状の対象では: - 水平離隔距離: 電線と対象の水平方向の距離 - 垂直離隔距離: 電線と対象の垂直方向の距離(路面/レール面の高さ規定とは別) - 総合離隔距離: 水平・垂直の合成距離

→ 第72条「水平離隔1m」と「離隔3m」は択一条件(イ・ロのいずれか)。水平で逃げるか、距離で逃げるか。


8. 関連条文記事

架空電線×建造物・道路(v1.0 主スコープ)

  • 解釈第71条 低高圧架空電線と建造物との接近(記事未作成) — 71-1表/71-2表のマスタ
  • 解釈第72条 低高圧架空電線と道路等との接近(記事未作成) — 水平1m/1.2m or 3m
  • 解釈第78条 低高圧架空電線と他工作物との接近(記事未作成) — 78-1表のマスタ(看板・煙突等)

架空電線×他電線・電車線(v1.0 主スコープ)

  • 解釈第74条 低高圧架空電線相互の接近又は交差(記事未作成) — 74-1表
  • 解釈第75条 低高圧架空電線と電車線等との接近又は交差(記事未作成) — 75-1表
  • 解釈第80条 低高圧架空電線等の併架(記事未作成) — 0.5m/0.3m

架空電線×弱電流電線(v1.0 主スコープ)

  • 解釈第76条 低高圧架空電線と弱電流電線との接近又は交差(記事未作成) — 76-1表
  • 解釈第77条 低高圧架空電線とアンテナとの接近(記事未作成) — 77-1表
  • 解釈第81条 低高圧架空電線と弱電流電線との共架(記事未作成) — 81-1表

架空電線×植物

  • 解釈第79条 低高圧架空電線と植物との接近(記事未作成) — 風等で接触防止

地中電線(v1.0 主スコープ)

  • 解釈第125条 地中電線と他の地中電線等との接近又は交差(記事未作成) — マスタ規定・3年連続出題

特別高圧系(v1.1 拡張予定 — 本ページ未収録)

  • 解釈第89条 特別高圧架空電線と支持物等との離隔距離
  • 解釈第97条 35,000V超 特高架空電線と建造物
  • 解釈第98条 特高架空電線と道路等
  • 解釈第106条 35,000V以下 特高架空電線と建造物・道路等のマスタ
  • 解釈第104条 35,000V超100,000V未満 特高と低高圧共架

屋側/屋上/引込線(v1.2 拡張予定 — 本ページ未収録)

  • 解釈第110条 低圧屋側電線路
  • 解釈第111条 高圧屋側電線路
  • 解釈第113条 低圧屋上電線路
  • 解釈第116-118条 低高圧・特高架空引込線

屋内/特殊(v1.2 拡張予定 — 本ページ未収録)

  • 解釈第157条 低圧屋内 がいし引き工事
  • 解釈第167条 低圧配線と弱電流・水管等
  • 解釈第168-169条 高圧/特別高圧屋内配線

関連 reference

上位の省令

  • 省令第28条 電線の混触の防止
  • 省令第29条 電線による他の工作物への危険防止
  • 省令第30条 地中電線等による他の電線・工作物への危険防止

テーマページ

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監修ログ

  • 2026-08-28 監査是正(Claude・PDF 画像化で原典確定): 74-1表を原典の行列形式(自電線の種別 × 相手の種別の5列)で復元し、3件の誤り・欠落を是正した。旧版は「低圧架空(裸)× 他の低圧架空=一律0.6m」としていたが、相手が高圧絶縁電線等・ケーブルなら0.3m。また 高圧架空 × 他の低圧架空(ケーブル0.4m/その他0.8m)と 高圧架空(裸)× 他の高圧架空(ケーブル)=0.4m の組が欠落していた。セクション2(値別)・セクション3(対象別)の写しも同時に是正。あわせて reference/numbers.md の離隔距離セクションを本ページへのリンクに一本化した(同じ事実を2箇所に置かない)。典拠: 同梱PDF p.87 の 74-1表(画像化して読み取り)。
  • 2026-08-28 監査是正(Fable 一任セッション・Claude 一次照合): 81-1表の写しを原典の5列構成に復元し、3件の誤りを是正(低圧〔高圧絶縁等〕×承諾×その他=0.3m→0.6m/低圧絶縁電線×承諾なし×絶縁同等=0.6m→0.75m/高圧その他×承諾なし×絶縁同等=1m→1.5m。いずれも承諾ありの値を承諾なし列に誤帰属していた)。典拠: 同梱PDF 令和7年11月版 p.93 の 81-1表(セル座標で結合範囲を確定)。
  • 2026-05-24 v1.0 初版(段階版):
    • スコープ決定経緯: 経産省告示PDFキャッシュ scripts/cache/kaishaku-meti-2025-11.txt を「離隔距離」キーワードで全文網羅検索 → 195件ヒット・約60条文 を確認。前ページ(safety-factors.md 17項目)の数倍規模だったため、AI社員3者(落合・ひろゆき・ホリエモン)に scope 諮問 → 全員一致で「段階版 v1.0」採用(A案)。理由: 骨格の正しさ>網羅性/過去問頻度5問/14年で薄く早く出す方が学習効果が高い/集約点1箇所原則を維持
    • v1.0 採用範囲: 架空×建造物(第71・72条)/架空×電線間・電車線・他工作物(第74・78・80条)/架空×弱電流電線・アンテナ(第76・77・81条)/地中(第125条)/植物(第79条)の主要4ブロック・約50項目
    • 未収録(v1.1/v1.2 で拡張予定): 特別高圧(第89・97-108条)・屋側/屋上/引込線(第110-118条)・屋内/特殊(第157-194条)・通信線(第137条)・電車線等(第75・199-215条)
    • 数値検証根拠: 経産省告示PDF逐語照合(L5880-5904 第71条/L5926-5939 第72条/L5980-5998 第74条/L6144-6168 第76条/L6196-6210 第77条/L6239-6257 第78条/L6278-6336 第79条/L6339-6347 第80条/L6370-6418 第81条/L8521-8593 第125条)
    • 既存wiki参照の独立検証: 実施(safety-factors.md との同等構造・同等品質確認)
    • 過去問実績の独立確認: kakomon.yml を「離隔距離」「接近」「交差」キーワードで横断検索 → H27問7/H28問8/R04上問5/R05上問6/R06下問6 の5件を全て確認・主根拠条文と整合(特に第125条が直近3年連続出題)
    • 未確認領域: なし(v1.0スコープの主要4ブロック内については経産省告示PDFと逐語照合済)
  • 数値検証判定: PASS(10値 0.1/0.15/0.3/0.4/0.5/0.6/0.8/1/1.2/2/3 m を経産省告示PDFと逐語照合済み)
  • 設計判断: 本ページを独立 reference として配置することにより、複数条文記事(解釈第71・72・74-81・125条)から共通参照される横断マスタとして機能。feedback_wiki_overlap_map の集約点1箇所原則に整合
  • L4 概念学び: 「離隔距離」の核心は 「電線種別×対象×上方下方」の3軸。値単独の暗記は誤答リスクが大きい。本ページのセクション7「核心ポイント」で3軸概念を明文化(数値暗記の前に概念理解)
  • L5 プロセス学び: 「網羅マスタ」を作るとき、ヒット数が想定の数倍だった場合は AI社員諮問で scope 判断 が定石。落合(構造)・ひろゆき(ROI)・ホリエモン(推進力)の3視点で「段階版v1.0」の合理性を独立検証できた
  • L6 システム学び: safety-factors.md(17項目1ページ)の成功パターンを「離隔距離」に適用しようとしたが、規模が5倍だったため 「段階版」を新パターンとして確立。今後の横断reference(絶縁抵抗・接地工事種別等)は「規模調査→AI社員諮問→段階版 or 網羅版」のフローで進める

最終確認: 2026-05-24 | ステータス: v1.0(初版・段階版) | 条文網羅: 🔶 主要4ブロック(v1.1で特高・v1.2で屋内/特殊を増補予定) | 出題実績: ✅ kakomon DB照合済(5件・3条文・横断確認済) | 数値根拠: ✅ 10値を経産省告示PDFで一次照合済 | バージョニング基準