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電技解釈 第176条 — 可燃性ガス等の存在する場所の施設

📜 一次ソース確認のお願い(2026-05-10)

本ページは電気設備の技術基準の解釈(経済産業省が省令の解釈として示すもの)を学習用に整理したものです。電技解釈は eGov 法令API に登録されていないため、本Wikiの品質保証は wiki内クロスリファレンスと過去問データベース(kakomon.yml)への照合に依存しています。重要な実務判断や試験直前の最終確認は、必ず経産省公式の最新告示PDF(電気設備の技術基準の解釈)に当たってください。誤記を発見された場合は GitHub Issues でご連絡ください。

📊 試験対策メタ

  • 出題頻度: 🔥(過去14年で 1 回出題)
  • 重要度: C(基本)
  • 直近出題:

可燃性ガス・引火性物質が存在する危険場所では、電気機械器具は 防爆型(Ex型) のみ使用可。配線は 金属管工事またはケーブル工事(気密工法) に限定される。


⚡ 5秒で思い出す

  • 可燃性ガスのある場所 → 電気機器は 防爆型(Ex型) のみ
  • 防爆構造の代表: 耐圧防爆・内圧防爆・油入防爆・本質安全防爆
  • 配線工事: 金属管工事 または ケーブル工事(気密工法) のみ
  • 第175条(粉じん危険場所)との違い: 粉じんは「防じん型」、ガスは「防爆型」
  • 点火源となりうる全ての電気機器が規制対象
セルフチェック: 可燃性ガスのある場所で使える電気機器の条件は何か?

防爆型(Ex型)構造であること。一般の電気機器は使用禁止。防爆型とは「内部で爆発が起きても外部に火炎が伝播しない」または「そもそも点火源になりえない」設計のもの。


📋 条文の概要

項目 内容
条文 電技解釈 第176条
対象場所 可燃性ガス・引火性物質の蒸気が存在する危険場所
電気機械器具 防爆型(Ex型)のみ使用可
配線工事の種類 金属管工事、またはケーブル工事(気密工法)
根拠 電気的スパーク・熱が爆発・火災の点火源になるため

ひっかけ:第175条(粉じん)と第176条(可燃性ガス)の混同

  • 第175条 粉じん危険場所 → 防じん型電気機器
  • 第176条 可燃性ガス危険場所 → 防爆型(Ex型)電気機器

「可燃性ガスのある場所では防じん型でよい」→ 誤り。防じん型は粉じん用。可燃性ガスには防爆型が必要。


🔥 防爆構造の種類と原理

防爆型(Ex型)は一種類ではない。構造の原理が異なり、用途に応じて使い分けられる。

防爆構造 原理 適用例
耐圧防爆 (d) 容器内部で爆発しても外部に火炎が伝播しない構造 電動機・開閉器
内圧防爆 (p) 容器内部を保護気体(清浄空気等)で加圧し、ガスの侵入を防ぐ 大形電動機・制御盤
油入防爆 (o) 点火源となる部分を油中に浸して火花・アークを隔離 変圧器・開閉器
本質安全防爆 (ia/ib) 回路のエネルギーを点火能力以下に制限。そもそも着火しない センサー・計器類

暗記の核心:なぜ防爆型か

可燃性ガスは空気と混合すると爆発限界濃度が存在する。電気機器が発生するスパーク・高温表面・アークが点火源となり爆発を引き起こす。防爆型の意義は「電気機器が点火源にならないようにする」こと。構造の名前より「なぜその構造が必要か」を理解すると選択肢で迷わない。

出題予測

防爆構造の種類(耐圧・内圧・油入・本質安全)の名称と原理の組み合わせが穴埋め形式で出題されやすい。第175条との対比(粉じん vs ガス)が選択問題の論点になることが多い。


⚙️ 屋内配線の工事種別(H27問8 論点)

爆発するおそれがある場所の屋内配線は、金属管工事またはケーブル工事(気密工法)の二択に限定される。合成樹脂管工事・がいし引き工事・金属可とう電線管工事などは原則不可。

気密工法の意味

ケーブル工事でも「気密工法」でなければならない。これは管路・引込口からガスが電気機器内部に侵入しないよう密封処理を施すことを意味する。単にケーブルを通すだけでは不十分。

  • 金属管工事: 管端に気密性の詰め物(シーリングコンパウンド)を充填して密封
  • ケーブル工事(気密工法): ケーブル引込部にシール処置を施す

🕳️ 頻出落とし穴

  1. 防じん型と防爆型の混同 → 第175条(粉じん)= 防じん型、第176条(ガス)= 防爆型。全く別物
  2. 配線工事の種類の誤認 → 金属管工事・ケーブル工事(気密工法)のみ。合成樹脂管工事は不可
  3. 「防爆型であれば何でもよい」の誤解 → 防爆構造にも種類があり、場所の危険等級に応じた選定が必要
  4. 「気密工法」の省略 → ケーブル工事ならどの工法でもよいわけではない。気密処理が必須

📝 過去問実績

年度 問 形式 論点
H27 問8 論説 爆発するおそれがある場所の屋内配線(金属管工事・ケーブル工事気密工法の選定)

R08 出題予測

出題頻度は低め(過去14年で 1 回出題)だが、第175条(粉じん)とのセット問題として出題されやすい。防爆構造の種類(耐圧・内圧・油入・本質安全)の穴埋めか、第175条との比較選択、または H27問8 と同型で屋内配線の工事種別(金属管/ケーブル気密工法)の選定が予想される。


📒 解いたら記録 → 間違えたら間違えノートへ(PDCAを回す)

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🔗 関連ページ

  • 電技解釈 第175条 — 粉じんの多い場所の施設(防じん型)。第176条と対で整理
  • 電技解釈の体系 — 特殊場所施設の全体像

監修ログ

  • 2026-05-10 v1.1 Phase D修正:過去問実績テーブルにH27問8を明示登録(kakomon.ymlとの整合)

最終確認: 2026-05-10 | ステータス: v1.1 | バージョニング基準